聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年2月28日 木曜日

健康や若返りに不可欠な「修復」!その鍵を握る「幹細胞」の威力とは?

(続き)・・蒲田よしのクリニックでラドン浴やプラセンタ注射、にんにく注射、マイヤーズカクテルなどの点滴を受けるのは男性よりも女性の方が圧倒的に多いのですが、中には定期的なラドン浴や注射を受けられる男性の方も少なくありません。その熱心さや研究心、知識の豊富さは女性をもしのぐほどです。その中でプロボクシング選手の男性がいらっしゃいます。彼は練習で疲れが溜まった時や試合が近づいた時などに、決まってラドン浴とマイヤーズカクテルを受けに来られます。そしてこうおっしゃいます。

「ラドン浴やマイヤーズカクテルを受けると本当に疲れが取れて、パワーが湧き出てくるんです。」実際にラドン浴や点滴を受けた後の彼の顔からは疲れの色が抜け、一段と精悍になった印象を受けます。またはっきりとは明言されませんが、練習の成果や試合の結果にも良い影響を与えている模様です。ハードなトレーニングをするアスリートは筋肉や関節などを酷使し最大限の成果を得ようとしますが、ラドン浴や各種注射、点滴は筋肉などの組織を修復し、疲労物質を速やかに除去してくれると考えられています。

去る24日(日)に行なわれた点滴療法研究会のスペシャルセミナーでは、まさにその「修復」がメインテーマとなりました。臓器や組織、血管、神経などの傷や病変をいかにスムーズに修復するかが、病気の治療や予防、さらにはアンチエイジングや美容などの効果を決定的に左右します。「修復」の遅延が関係する病気や機能障害は多岐に及びます。スポーツ選手の怪我や体力消耗、動脈硬化による心臓病や血管病変、脳卒中後遺症による神経障害、神経変性疾患、慢性関節リウマチなど枚挙に暇がありません。

我々が若いうちは怪我をしても治りが早く疲れも直ぐ取れるのに、年を取ると怪我の治りが悪く疲れが溜まりやすいのは、一つにはこの「修復」がスムーズに行われないためです。老化とともに様々な病気が増えるのも同じ理由からです。この修復に関わる重要な因子の一つが最近注目されている「幹細胞」です。幹細胞は骨髄で作られ全身に少量ずつ分布していますが、臓器や組織、血管、神経などが損傷を受けると速やかに損傷部位に集まり、修復を促す因子を分泌して、傷ついた部位を早期に修復しようとします。

幹細胞にはいくつかのサブタイプが存在しますが、例えば血管内皮細胞の基となるEPC(血管内皮前駆細胞)は、傷ついた血管の内側を修復して動脈硬化を軽減し、狭心症や脳梗塞などの血管病変を予防または早期治癒に導きます。このような幹細胞は年齢とともに減少することが知られていますが、少しでも減少を遅らせ、数を保つことは出来ないのでしょうか。それには食事などライフスタイル改善への取り組みとともに、幹細胞を劇的に増加させるサプリメントの開発、研究、臨床応用が国内外で進められています・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年2月25日 月曜日

点滴療法研究会一押し!高濃度ビタミンC点滴と並ぶ秘密兵器とは?

(続き)・・昨日24日(日)は「東京マラソン」が行われました。報道によると34,855人が出場したそうです。すごい人数ですね!一昨年にハワイのホノルルマラソンに出場した記憶が新しい私にとっても、東京マラソンはたいへん魅力的な大会です。可能ならば私も出場したかったのですが・・来年の出場を目指して今から準備していきたいと思います。そういえば本日、42.195キロを走った後のひどい筋肉痛を取るため、蒲田よしのクリニックへマイヤーズカクテルを点滴しに来た方がいらっしゃいました。

ネットの記事をみて驚いた、というよりも嬉しくなったのですが、東京マラソンのレース中に突然倒れ心肺停止となった男性がいて、周囲のランナーによる心臓マッサージやAEDの使用、消防への連絡などの貢献によって一命を取り留めた、と報道されました。関わった3人の男女はそのまま走り去ったため誰なのかは分からずじまいですが、消防では「表彰したいので名乗り出てほしい」と呼びかけています。日本人は救命処置には消極的と言われていますが、これぞ本当のスポーツマンシップだと強く感じました。

さてその東京マラソンの影響で、昨日行われた「点滴療法研究会」のセミナー会場が変更となりました。通常はJR田町駅近くの「ベルサール三田」が会場となるのですが、今回はちょうど東京マラソンのコースに当たっていて利用できません。そこで今回に限りコースから外れた「ベルサール神田」で行われました。結果的には成功で、会場は広くて明るく、しかも交通は至便です。主催した研究会のスタッフも「次回以降もこの会場で開催するのも悪くないですね」と会場の使いやすさを評価していました。

点滴療法研究会の定例セミナーは1~2か月に1回のペースで、年に7~8回ほど行われます。その大半が会長である柳澤厚生氏をはじめとした会員が講師を務めますが、会員は殆んど全員が日本人です。従って大部分の講演が日本語で行なわれます。それでも米国を始めとする外国人が招聘されて講演することも時々ありますが、今回のセミナーは5つの講演全てが通訳付きの英語で行われました。これは研究会の歴史の中では異例中の異例で、恐らく初めての事だったのではないかと思われます。

異例なことは言語だけではありません。内容的にも異例なほど高レベルで、なおかつ非常に斬新でした。点滴療法研究会では主としてビタミンCなどの点滴や栄養療法に関する研究および臨床応用、啓蒙活動が行われていますが、最近にわかに注目され、急速に臨床応用され始めているものの一つが「幹細胞」です。今回のセミナーではビタミンC点滴と並んで、この幹細胞に関する最新の研究成果や臨床例がたくさん発表されました。幹細胞は山中教授のノーベル賞受賞のテーマとなりましたが、意外なほど早く臨床応用されつつあるのを知って、驚きを禁じ得ませんでした・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年2月22日 金曜日

ストレスなく禁煙し一段上の健康を手に入れる最も有効な方法とは!?

(続き)・・昨年、蒲田よしのクリニックで禁煙療法を受けた方々の中で、二人の方がとても印象的でした。お二方はもちろん禁煙に成功されたのですが、それだけでなく他の健康法にも積極的に取り組まれ、見違えるほど健康になりました。お一人は女性で更年期障害による体のだるさ、不眠、腰痛、イライラ感、のぼせ、ベタベタした汗をかく、などの症状に悩まされていましたが、禁煙するとともに食生活を改善し、ラドン浴やプラセンタ注射などに取り組んだ結果、2か月ほどで症状がほぼ消えてしまいました。

もう一人は男性で、帯状疱疹の後遺症である神経痛や肝機能障害に見舞われていましたが、禁煙するとともに食生活の改善や節酒、プラセンタ注射、ラドン浴、マイヤーズカクテル点滴などに取り組みました。その結果、神経痛はほぼ消失し肝機能も改善に向かいました。このお二方に共通しているのは、より「健康」になると決意し、そのための手段の一つとして禁煙にも取り組んだことでした。このように、一段上の健康を獲得する一手段として禁煙をとらえれば、びっくりするほど簡単に禁煙が可能となります。

禁煙を難しくしている最大の要因である「精神的依存性」を克服するには、タバコや喫煙者に対する考え方をガラッと変えることが最も大切です。すなわち喫煙をストレス解消や娯楽の手段としてではなく「ニコチン中毒」と捉え、喫煙者を「ニコチン依存症」であると見なすのです。喫煙や喫煙者をそのように定義することで、タバコによる楽しみや快楽は幻想に過ぎず、問題を先送りする代物である、と捉え直すことができます。その結果として、タバコからの誘惑を完全にシャットアウトすることが可能です。

とはいえタバコや喫煙者に対する考え方を変えることは、一筋縄ではいきません。それではどうすればスムーズに考え方を変えることが出来るのでしょうか。一つの答えは、上記のお二方の取り組みや私自身の経験から言えることですが、禁煙を「一段上の健康を得る一つの手段として位置付ける」ことです。すなわち単にタバコをやめるだけに留まらず、禁煙を含めて、より健康になるための取り組みを同時並行で行なうのです。そうすると禁煙は決して「苦行」ではなく、健康へと導く一つの「支援」となります。

具体的には禁煙と並行し、食生活の改善や禁酒または節酒、適切な運動、規則的な生活、体を温めること、などが挙げられます。医療的な手段でいえば、漢方や鍼灸、マッサージ、サプリメント、プラセンタ注射、ビタミン等の点滴、温熱療法、ラドン浴などがあります。そのような健康法や治療法に積極的に取り組みつつ禁煙を実行すれば、驚くほど健康になるだけでなく、いとも簡単に禁煙できてしまうのです。禁煙は決して「タバコをやめる」ことではなく、敢えて「タバコとは無縁な健康ライフを手に入れる」ことと定義しましょう・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年2月18日 月曜日

タバコに対する「作られた幻想」とは!?禁煙を難しくする精神的依存性

(続き)・・先週のニュースで、東海道新幹線のホームにある「喫煙コーナー」が本年中に撤去され、代わりに喫煙ルームが設置されることになった、と報道されました。これでJR東海でも「分煙」が徹底されることになり、ようやく一歩前進です。JR東日本など他社では既に喫煙コーナーは廃止され、列車内も原則として全面禁煙となっていました。これに比べるとJR東海の禁煙に対する取り組みの遅れが目立っていましたが、不充分ながらこれによって不健康なイメージを多少は払拭することができそうです。

なぜ東海道新幹線だけがホーム上でタバコを吸うことができて、また喫煙可能な車両が未だに存在するのか不思議に感じていましたが、長距離に及ぶ東海道・山陽新幹線の車内ではスモーカーが長時間にわたる禁煙を強いられるために、「離脱症状」を幾分でも緩和する目的で喫煙に対する規制が緩和されていた、という説明がなされています。ただ東北新幹線の東京・青森間などのように、他社でもかなりの長距離路線は多数ありますが、必ずしも全てのスモーカーが禁煙による離脱症状に苦しむ訳ではありません。

禁煙を難しくしている要素の一つとして「肉体的依存性」があり、多くの禁煙を目指すスモーカーが離脱症状に苦しんでいます。多くのヘビースモーカーにとって朝起きがけの一服は格別なものですが、それは睡眠中にニコチンの血中濃度がゼロに近くなり、ニコチンへの「渇望」を味わうからです。ところが朝は殆んどタバコを吸わず、日中や夕方、夜になってようやくタバコを吸う人も少なくありません。これはタバコへの依存性をもたらしているものが、ニコチンの血中濃度の低下のみではないという証拠です。

禁煙に立ちはだかる3番目の、恐らく最大の要素は「精神的依存性」です。タバコのような苦くて不味いものを、なぜスモーカーは吸い続けるのでしょうか。それは一つには、タバコを吸うことで「タバコが楽しみや幸せをもたらしてくれるに違いない、支えとなってくれるに違いない」という期待感や憧れの感情を、スモーカーに抱かせるためと考えられます。今はストレスや悩みに苛まれているが、タバコが何とかそのようなストレスや悩みを解消し、ハッピーにしてくれるのではないか、と期待してしまうのです。

ところがやがて、そのような期待は「幻想」に過ぎないことが明らかとなります。喫煙は逆に新たなストレスや悩みの源泉となるからです。タバコにまつわるイメージは多くがタバコ業界によって、映画スターなどを活用し巧妙に仕立て上げられた「虚構」です。スモーカーはタバコでも悩みが少しも緩和されないことに幻滅しつつも、とりあえず目の前のタバコを吸い続けるしかないと諦めてしまっています。そのような精神的依存性を保持したまま、いくら禁煙パッチなどを用いても禁煙し切れる訳はないのです・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年2月15日 金曜日

喫煙はニコチン依存症!ニコチンを活用した禁煙療法はホントに有効?

(続き)・・私が6年半前に禁煙を決意したのは、ある自己啓発系セミナーの「禁煙セッション」の場でした。私はかねてよりタバコをやめようと考えていたので、「禁煙希望者募集」の案内を見て迷わずに申し込みました。私を含む約10人の禁煙希望者は事前に「タバコを3箱買っておけ」と伝えられており、400人以上いるセミナー参加者の面前で用意したタバコを10本も口にくわえさせられました。火をつけられると猛烈な量の煙が「これでもか!」とばかりに肺に入ってきて、ひどいめまいがしました。

何十本もタバコを吸わされた後は「砂浜の散歩」です。それもタダの散歩ではありません。半分に切ったストロー3本を口にくわえ、大きな洗濯バサミを鼻に挟まれました。こうすると、呼吸をするのに大変な労力が必要になります。それだけでなく、スタッフに両脇を抱えられながら海岸沿いの砂浜散歩を始めると、呼吸も歩行もひどい難行苦行となります。これはタバコを原因とする肺の障害である「COPD」を端的に再現した、一種の行動療法といえます。目の前が真っ暗になり意識もかすれがちになりました。

ほんの10分間ほどの海岸散歩でしたが、私には大変な長時間に感じました。足腰も頭もすっかりヘロヘロです。ところがセミナー会場に戻ると、400人を超える参加者に大声援で迎えられました。「よくやった!」「禁煙おめでとう!」などと称える無数の声が飛んできます。このような歓喜のルツボに身を置いて、「これで本当にタバコをやめられる!」と確信できました。このように一見すると荒療治の感がある「禁煙セッション」でしたが、その力も借りる形で私はすんなりとタバコをやめることが出来ました。

「習慣」と並んで、禁煙を難しくしている要素の一つが「依存性」です。スモーカーがしばらくタバコを我慢していると無性に吸いたくなり、さらに吸わないでいると冷や汗や手のふるえ、動悸、イライラなどに見舞われます。これは一つにはタバコの主成分である「ニコチン」が体内から消えることにより生じます。ニコチンは脳内神経伝達物質の一つで、快楽や集中力などに関係しますが、実はヘロインやコカインに匹敵するほどの依存性をもっています。タバコは一面で「ニコチン依存症」ともいえるのです。

そのようなニコチンの「身体的依存性」に着目し、ニコチンを活用した禁煙療法が臨床応用されており、条件によっては保険適応となっています。ニコチンを含んだ貼り薬や、ニコチンが神経細胞に侵入するのをブロックするような薬剤を用いた治療法です。この治療法に取り組むクリニックが多数あり、実際に蒲田よしのクリニックでも行なっていますが、この治療法は取り組みやすいものの、成功率は医療機関平均で6割に届きません。成功の可否を真に決定づけるのは、身体的依存とは異なる要素なのです・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

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