聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年4月23日 火曜日

新鮮な野菜には「解毒ミネラル」が豊富・・毎日の食事で重金属を排除!

(続き)・・ようやく暖かさが戻ってきました。桜はとうに散り、ツツジが咲き始めています。私は個人的にいうと桜よりもツツジの方が好みです。春というよりも「初夏」を告げる花ですが、私の誕生日が5月ですので、より親近感を感じるのかも知れません。
さてツツジの開花に押されるように、「花粉症」がようやく終息の兆しをみせています。花粉症の症状に悩まされる方は相変わらず多いのですが、蒲田よしのクリニックに通院する花粉症の方の様子を見ていると、一人また一人と花粉症の辛い症状から卒業していきます。気温や天候の変動などで体調を崩す方はとても多いのですが、その中に占める花粉症の関与は、確実に低下してきています。

花粉症といえば代表格は「スギ」で、これに悩まされる方が最も多いのですが、スギ花粉は桜が満開になった3月下旬頃がピークで、今の時期には終息しています。
次いで「ヒノキ」花粉が挙げられますが、これはまさに今がシーズンです。ただヒノキ花粉も既にピークを過ぎ、間もなく終息を迎えます。九州などではほぼ終息しており、関東などでも今月末までには終息すると予報されています。
従ってあと1週間程度の辛抱といえるのですが、人によってはまだ安心できません。5月からは「イネ科」の花粉の飛散が始まるからです。ただイネ科の花粉はさほど遠くへは飛ばないため、花粉源に近付かないことが第一の対策となります。

さて前回、重金属などの毒物を排出しやすいライフスタイルについて述べましたが、さらに重要なのが「食事」であり「栄養」です。食事というと、カロリー源となる栄養素や、体の調整に必要な微量栄養素を摂取することに主眼が置かれます。
もちろんそれも大切なのですが、食事にはもう一つ大切な役割があります。それは「解毒」です。
栄養やカロリーを摂るのは、体内に既に存在するカロリーや栄養の補充をする、すなわち「足し算」的な側面が中心ですが、反対に体の中の不要なもの、有害なものを排出するという「引き算」的な要素も、食事には含まれているのです。

例えば我々が新鮮な野菜や果物をたっぷり食べたとしましょう。そうすると、特に疲れの溜まっていた人や栄養バランスの乱れていた人の場合、とてもスッキリした感覚を覚え、疲れが取れたと感じることが多いのではないでしょうか。
このような体調の改善は、一面ではビタミンやミネラル、糖質などの栄養素が補充されたことにもよるのですが、別の側面では、体内に溜まった有害物質や疲労物質、酸化物質などが排出される、いわば「解毒」作用が働いたことも大きく影響しているのです。

実際に古来より、体内の有害物質を排出する効果の高い食材はいくつも知られており、現代科学や医学でもそれは証明されてきています。
代表的な食材を挙げただけでも、ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラ、ショウガ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、レンコン、シイタケ、昆布、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、ソバ、リンゴ、ミカン、レモンなどと、それこそ枚挙に暇がありません。
我々の祖先は経験則から、疲労回復や病気の予防、さらには治療の目的で、これらの食材を活用してきました。これらを美味しく食べるのはもとより、少しでも有効に健康上のメリットを享受できるような活用方法を模索してきたのです。

それではこのような食材に含まれる様々な栄養成分のうち、具体的にどの成分がとりわけ優れた解毒作用を発揮しているのでしょうか。
先ず挙げられるのが「ミネラル」です。野菜や果物などの食材には豊富なミネラルが含まれ、その含有量は食材によってまちまちですが、これらのミネラルが実は、有害な重金属などの毒性物質を排出するのに重要な役割を担っています。

有害重金属には「拮抗ミネラル」というものが存在します。すなわち有害重金属が体内に蓄積するのを防いでくれる、頼もしい「必須ミネラル」です。
例えば「水銀」の拮抗ミネラルはセレン、カルシウム、亜鉛、「鉛」のそれはセレン、鉄、亜鉛、マグネシウム、そして「カドミウム」のそれはセレン、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムです。
ミネラルは様々な酵素反応やホルモン産生などの場面で大切な役割を果たしていますが、一方では有害重金属の排除にも一役買っているのです。

続いて「ビタミン」が挙げられます。新鮮な野菜などには豊富な各種ビタミンが含まれていますが、ビタミンB群やビタミンC、D、Eなどは共働して、上記の拮抗ミネラルの作用をサポートします。すなわちミネラルが有害重金属を排出するのを助けるのです。
一方で「硫黄」の成分も解毒の上で重要な存在です。例えばタマネギやネギ、ニンニクなどに含まれる硫化アリルという成分は、ツーンとした刺激臭が特徴的ですが、有害重金属や添加物などの毒性物質の排出に威力を発揮します。ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜に含まれるイソチオシアナートも同様の作用をします。

これとは別に「腸内環境」を整えることも大切です。悪玉菌が増えるなど腸内環境が悪化すると、有害重金属などの排出が滞り、また有害物質の産生が増えてしまいます。
腸内環境を改善するためには「食物線維」や「発酵食品」の摂取がお勧めです。これらによって善玉菌の活動が活発になるためです。糠漬けやキムチ、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を活用するとともに、「乳酸菌製剤」の併用がたいへん有効です。

ところで有害重金属を強力に排出するための優れた治療法があり、日本でも普及が進んできています・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年4月19日 金曜日

重金属など毒物を追い払え!「解毒力」を向上させる日常の工夫とは?

(続き)・・昨日に比べて本日はすっかり寒くなりましたね。日中の最高気温で比べると昨日よりも10℃以上も低い地域が多く、まさに「寒の戻り」です。この寒さは3日間続くという事で、今週末の日曜日までの辛抱だそうです。
これだけ急に寒くなると、何を着て出掛けていけばよいか、本当に迷ってしまいます。春らしく薄着の装いでは夕方から夜にかけて寒さに凍えるし、かといって厚手のコートを着ていくと、室内などで暑くてしょうがありません。コートをどこかへ忘れてきてしまう恐れもあります。

春先に限らず急速に気温が低下した場合、様々な影響が心身に現れてきます。高血圧の方は血圧が高くなりがちですし、糖尿病の方は血糖値が高くなる傾向があります。冷え性の方はせっかく温まった手足やお腹が再び冷えて、辛い症状がぶり返します。肩凝りや腰痛が増悪するのも、このような寒い日が多いものです。
「蒲田よしのクリニック」では、寒さなどのために体調を崩したということで、注射などの診療をキャンセルする方が時々おりますが、ラドン浴に限っては、逆に寒い日に急きょ予約を入れる方が少なくありません。ラドン浴は体を芯から温めてくれるだけでなく、代謝や解毒力を向上させてくれるので、寒い日には特にお勧めなのです。

ラドン浴に初めて入られた方からよく伺う話として、「ラドン浴の翌日に真っ黒い便が出た」とか「ラドン浴のあと2~3日間、発疹が出た」などの現象があります。たいていの方はそのような不快な症状が収まった後は、むしろとても体調が良くなります。
ラドン浴に限りませんが、このような現象は一種の「好転反応」と呼ばれます。体調が本格的に改善する前に、一過性に不快な症状に見舞われるのです。典型的な好転反応としては発疹、めまい、頭痛、動悸、だるさ、鼻炎、喘息様発作などが挙げられます。
好転反応は治療開始の数日後から数週間後までの間に現れ、出現期間の長さにはかなりの個人差があります。人によっては病状が悪化したと思い込み、治療を中断してしまいますが、後から考えと実にもったいない話です。ただ病状悪化の際の症状と見分けがつかない場合も多く、実際には判断に迷う場合が少なくありません。

このような好転反応が現れる要因にはいくつかありますが、最も大きな要因としては「解毒」が挙げられます。つまり体内に何らかの「毒素」が溜まっており、それが病気や体調不良の一大要因になっているとします。治療により毒が抜けて体調が良くなるのに先立って、毒が抜けるのに伴う不快な症状に見舞われます。それが好転反応です。
その「毒」とは一体何でしょうか。実は現代人は夥しい数の毒に囲まれて暮らしています。食品添加物や過酸化脂質、排気ガス、化学物質、タバコの煙、薬品、ダイオキシンなど様々です。その中でも最近特に注目されている毒の一つが、前回までのコラムで問題提起した「有害重金属」、すなわち水銀、鉛、カドミウム、ヒ素などの重金属類です。

我々の周囲には意外なところに有害重金属が潜んでいて様々な健康被害を及ぼしている、と前回までで説明しました。このような有害重金属を何とか「解毒」して、被害を最小限に抑えたいのが正直なところです。
実は我々人間は日常生活上の様々な工夫で、重金属を含む毒物を知らないうちに「解毒」しています。もしそうでなければ、我々は重金属その他の毒素により、とっくの昔に死滅していたかも知れないのです。問題は、そのような毒物の蓄積量がたいへん多いことと、解毒力が低下してしまっているという点です。

そのような解毒とは、具体的にどのような営みなのでしょうか。
例えば我々は特に朝、たっぷりの水を飲みます。そして水を飲むとやがて尿が出ます。この尿には微量ですが、毒性物質が含まれています。このように水を飲んで尿として排泄することが、解毒の一つの基本です。
さらに我々は毎日のように「便」をしますが、便秘になると何となく体調が良くない気がします。それだけでなく便秘が続くと、様々な病気の引き金となります。
実は毒の7割以上は便の形で排出されるのです。従ってスムーズに解毒するには、便通を良い状態に保つことが是非とも必要です。換言すると「腸内環境」を良い状態に保つ事とも言うことができます。

一方で日本人は特にそうですが、我々はよく「お風呂」に入って汗を流します。それではなぜ我々はお風呂に入るのでしょうか。
それは体の汚れを洗い流すこともありますが、それはシャワーでも済むことです。実際に最近の若い人はお風呂に入らずシャワーで済ます傾向があります。
シャワーになくてお風呂に望める効果はもちろん「保温」ですが、同時に「解毒」効果も若干あります。体の深部を温めることで血液の循環を改善し、体の「解毒力」を向上させるのです。実際にお風呂によく入る人は体調が良く、肌の具合が良いものです。

一方で解毒のためには「運動」もたいへん重要です。ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動はもとより、スクワットや腹筋運動のような筋力トレーニングをすることによって、代謝や血流が改善し解毒力が格段に向上します。
お風呂や運動を含めて、体を温めて全身の血流と代謝を活発にすることは、解毒の基本の一つということができます。このような日常的な生活の工夫によって、重金属等の有毒物質の排出は、ある程度は可能です。

より良い解毒のためには「食事」と「栄養バランス」も極めて大切です。重金属を含む毒性物質を、効率よく排出する作用のある栄養素や食材がいくつも存在するのです・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年4月15日 月曜日

治りにくい貧血の原因が何と「鉛」?ヘアカラーの使い過ぎにはご用心!

(続き)・・「蒲田よしのクリニック」を受診される方は8割以上、恐らく9割近くを女性が占めています。一昨年11月の開業当初から、女性の方の来院が多いとは予想していましたが、ここまで女性が圧倒的に多くなるとはまさに想像以上でした。
その理由としては、当院の目玉である「ラドン浴」に対する人気の度合いが女性で特に高いことと、何よりも「プラセンタ注射」が女性にとりわけ受けており、注射をする方の9割以上を女性が占めることなどが挙げられます。

来院される女性の健康状態は人それぞれで、本当に具合の悪い方から健康そのものの方まで、まさに十人十色です。その中でも共通項として浮かび上がっている要素がいくつかあります。
それを列挙すると「更年期障害」「美容」「慢性疲労」などが挙げられますが、私が特に問題だと感じているのが「貧血」です。

貧血とは、赤血球数が減少、もしくは赤血球中に存在するヘモグロビンの濃度が低下した状態で、酸素の運搬力が乏しくなるために全身倦怠感、肩凝りや腰痛、生理痛、不眠、憂うつ感、爪が割れやすい、脱毛などの多彩な症状に悩まされるようになります。
貧血にかかる人の9割程度は女性で、その原因の大半を「鉄欠乏」が占めています。鉄はヘモグロビンの中央部に位置する物質で、鉄が不足することによりヘモグロビンの産生が阻害され、進行すると貧血を招くのです。

「鉄欠乏性貧血」の患者に対し、病院では薬として「鉄剤」が投与されます。不足している鉄を重点的に補給することによってヘモグロビンの産生を促進し、貧血を効率よく改善させようという治療法です。
ところが多くの患者はこの鉄剤を内服すると、吐き気や胃のもたれなどの胃腸障害を招き、一部の患者は内服を中断してしまいます。その原因は、鉄剤に含まれる鉄分が植物由来の「非ヘム鉄」であり、胃腸からの吸収率が決して高くないためです。

薬が飲めない患者や重症の鉄欠乏性貧血の患者に対して、鉄の「注射」を行なうことがあります。これは胃腸からの吸収を考慮に入れる必要がなく、吐き気も殆んどありませんが、逆に効き過ぎて「鉄中毒」になってしまう場合があるので、注意が必要です。
これに対して一部のクリニックでは、動物由来の「ヘム鉄」を豊富に含んだサプリメントを投与することで、優れた治療効果を挙げています。ヘム鉄は腸管からの吸収率が高く、吐き気をもたらすことが殆んどありません。

ところがヘム鉄の投与をもってしても貧血や鉄欠乏がなかなか改善しない、極めて難治性の患者にも時々遭遇しますが、このような場合によくみられる原因の一つとして、鉛の体内蓄積による「鉛中毒」が挙げられます。
ヘモグロビン産生にあたっては鉄がその中心部に配置されますが、鉛が存在すると鉄のヘモグロビンへの結合が阻害され、その代わりに鉛がヘモグロビンの中心部に居座ってしまいます。そうなると鉛の代わりに鉄が入り込むことは極めて困難となります。

実は最近、鉛中毒に見舞われる方がたいへん多くなっています。鉛が体内に蓄積すると、貧血以外にも様々な体調不良を引き起こしますが、代表的なものだけでも高血圧、動脈硬化、白内障、神経障害、不眠、頭痛、疲労感、肝腎障害、と続きます。
鉛中毒は水銀中毒に次いで高頻度の重金属障害です。水銀中毒が男性に多いのに対し、鉛中毒は女性に比較的目立ちます。その理由は、水銀の主な供給源であるマグロの消費量が男性で多いのに対し、女性が多用するヘアカラーに鉛が含まれるためです。

今の時代、40代までの女性であれば大半の方がヘアカラーをしていますが、物によっては多量の鉛が含まれています。高品質のヘアカラーは「無鉛」のものもありますが、特に中国製などはかなりの量の鉛を含んでいる場合が多いのです。
そのほか我々の周囲には意外なところに鉛が潜んでいます。それを列挙すると、古い水道管、塗料、(鉛)電池、(有鉛)ガソリン、缶詰などが挙げられます。特に古い環境に住んでいて、安価なヘアカラーを用いている場合に、鉛中毒の危険性が高いといえます。

鉛の他の有害重金属も侮れません。イタイイタイ病の原因ともなった「カドミウム」は、神経過敏や骨の形成障害、歯の黄色化、肝腎障害、さらには各種ガンの引き金になりますが、意外なものに含まれています。
カドミウムは排気ガスやタバコ、缶詰などに入っていますが、何と「玄米」の糠の部分にも含まれることが分かっています。これは主として農薬の使用によるもので、無農薬の玄米ならばさほど問題とはなりませんが、我々は健康のために何を食べたら良いか、分からなくなってしまいます。
「ヒ素」も大いに問題となっています。ヒ素は貧血や末梢神経障害、頭痛、高血圧、聴力障害、それに各種ガンの原因となりますが、農薬や木材などの防腐剤、井戸水、各種産業廃棄物などに含まれているほか、何と「貝類」や「海藻類」といった海の幸にも含まれることが判明しています。

他にもアルミニウムやタングステン、ベリリウムなどいくつもの有害重金属が我々の周囲にははびこっており、多くの人がその中毒症に悩まされていますが、それを排除する方法はないのでしょうか。
実は我々の身体には有害重金属を排除する力が元々備わっており、それを強力にバックアップするような治療法も現に存在するのです・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年4月12日 金曜日

ワクチンや歯の詰め物も危険?意外と身近な健康障害「水銀中毒」!

(続き)・・中国では「鳥インフルエンザ」が大騒ぎになっています。
上海や江蘇省、浙江省など中国東部を中心に感染が拡がりをみせており、12日現在で発症者数38人、死者10人に上っています。また発症した方の多くが「重症」と伝えられています。
中国や東南アジアなどでは以前にも何回となく鳥インフルエンザの騒動が起きており、一種の多発地帯となっていますが、今回のインフルエンザは過去に登場したような「H5N1」ではなく、聞き慣れない「H7N9」という珍しいタイプです。
これは報道によると、韓国などの野鳥が元来保有していた鳥インフルエンザのウイルスが、鳥の「渡り」とともに中国東部の家禽(カモやニワトリ)に感染し、遺伝子の組み換えが起こって新しいタイプが生まれた、と説明されています。

中国でなぜ新型のインフルエンザウイルスがよく発生するのか不思議に感じていましたが、一説によると、農村でブタや鳥類が隣接して飼われているため、ウイルスの遺伝子組み換えが高確率で起こりやすい、というのだそうです。
すなわち鳥に特有のウイルスがブタに感染し、ブタの体内に既に存在する「ヒト・ブタ共通ウイルス」との間で組み換えが起こり、鳥のウイルスが人にも感染し得る性質を獲得する、ということです。
今回の鳥インフルエンザは今のところ人間同士の感染は証明されておらず、人に於ける感染力はさほど高くないようです。しかしながら致死率がたいへん高く強毒性が心配されます。もし変異によって感染力が高くなった場合には、世界的な大流行、いわゆる「パンデミック」の発生が早くも懸念されています。

鳥インフルエンザを対象とした「ワクチン」の作成が中国で始まり、早ければ7か月後に発売となるそうです。もしこのワクチンが奏功すれば、大流行を防ぐ上で大きな力になってくれることでしょう。
但しワクチンは原則として鶏卵を用いて作成されるため、数に限りがあります。接種する上での優先順位があり、小児や高齢者、基礎疾患のある人、医療関係者などが優先的に接種の対象となる一方で、一般勤労者は後回しにされる傾向があります。
またワクチンにはショックや発熱などの「副作用」があり、手放しでは喜べません。鶏卵を用いる関係上、卵アレルギーの方には危険な性質があるのです。さらに後述のように「水銀」汚染の問題が浮上してきています。


さて前回、様々な慢性疾患や体調不良の原因の一つとして「水銀」の体内蓄積があること、そして水銀の主要な汚染源の一つとしてマグロなどの大型魚がある、と説明しました。日本人に馴染み深いマグロを多食すると、水銀中毒になりやすいのが現実です。
同じ魚類でも水銀の含有量の多い魚種は割と限定されています。マグロの他ブリ、ハマチ、サメ、クジラなど、いずれも大型の回遊魚です。小魚や白身魚、青魚、甲殻類、貝類などは、全般的に水銀の含有量がさほど多くはありません。従って一部の魚の食べ過ぎを避ければ、それほど神経質になることもありません。

ところが我々の身の回りには、水銀を多量に含んだものが実にたくさん存在します。例えば前述の「ワクチン」です。ワクチンは鶏卵などを原料に作成する、いわば「生もの」です。
腐敗を防止する目的で防腐剤を混入するのが一般的ですが、よく使われる防腐剤の一つに「チメロサール」がありますが、実はこのチメロサールに多量の水銀が含まれているのです。
小児には3種混合ワクチンをはじめ多数のワクチンが接種されますが、ワクチン由来のチメロサールを通して多量の水銀が小児の体内に入り込んでいます。
例えば小児の水銀中毒の症状の一つとして「自閉症」がありますが、その原因のうちかなりの割合を、ワクチンが占めているとされています。
欧米の主要国では1990年代以降、ワクチンへのチメロサールの使用が制限され、他の防腐剤への転換が進んでいますが、日本に於いては遅々として進んでいません。

さらに水銀の主要な「供給源」となっているのが、歯科分野に於ける「アマルガム」です。水銀は柔らかいために可塑性に富み、歯の詰め物などに銀などと混ぜて使われてきましたが、詰め物から常時、水銀が漏れ出てくるため、知らないうちに水銀中毒になってしまうのです。
最近ではアマルガムに代わってパラジウム合金などへの転換が進んできていますが、過去の歯の詰め物にアマルガムを用い、そのままにしている例が多く、歯科分野に於ける水銀中毒の問題は、未だに沈静化していません。

さらに人体に害を及ぼしている重金属は、水銀以外にいくつも存在します・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年4月 8日 月曜日

原因不明の体調不良が実は「水銀中毒」だった!特に要注意の魚は?

(続き)・・この週末は風と雨で大荒れでしたね。各地で風雨による被害が出て、お亡くなりになった方もいらっしゃる模様です。心よりお見舞い申し上げます。
ちょうど1年前にも同じようなことがありましたが、「爆弾低気圧」という急速に発達した低気圧によって、記録的な雨量や風速を観測した地域が少なくありません。
春先のこの時期は気団の移動が早く、偏西風が蛇行して寒気と暖気が激しくぶつかり、低気圧が異常に発達することがよくあります。

このような天候になると気圧の変化が激しく、体調を崩す方が目立ちます。特に喘息とめまい持ちの方が辛いようです。
気圧が変わると気道や内耳が過敏となり、喘息発作やめまい発作を起こしやすくなります。特に敏感な人は、天気予報を見なくとも低気圧が来るのが感覚で分かるそうです。
本日も「蒲田よしのクリニック」では、週末の体調不良を癒そうと、マイヤーズカクテルなどの点滴を希望する方や、電話での問い合わせをする方が相次ぎました。

さて前回のコラムで、原因不明の体調不良の原因の一つとして「有害重金属」の蓄積がある、とお話しました。
慢性の疲労や腰痛、めまい、耳鳴り、不眠、憂うつ感、湿疹などの症状を訴える方が増えていますが、その原因の一つが実は有害重金属の蓄積によるとされているのです。
重金属には数多くのものがありますが、その中で人体に有害な重金属の代表的なものとして、水銀、鉛、ヒ素、カドミウム、アルミニウム、タングステンなどが挙げられます。

「金属」は我々の健康と密接に結びついています。金属であれば全て有害というと決してそんなことはなく、極めて重要な金属がたくさんあります。
金属は「ミネラル」とも呼ばれますが、人間にとって必要不可欠なミネラル、すなわち「必須ミネラル」がいくつも存在します。
代表的な必須ミネラルの一つとして「亜鉛」があります。亜鉛は皮膚や粘膜の再生や神経伝達物質の生成などに欠かすことができません。亜鉛が不足すると肌荒れや粘膜障害、味覚障害、免疫力の低下、精神的な不安定性をもたらします。
また「鉄」も赤血球中のヘモグロビンの合成や、神経機能の安定など幅広い分野で活躍しています。鉄は特に女性で不足しやすく、貧血や倦怠感、肌荒れ、爪や毛髪の異常など、様々な病気や体調不良の原因となります。

その一方で、有害重金属はどのような経路で我々の身体の中に侵入し、どのような健康被害をもたらすのでしょうか。
有害重金属の中で現在とりわけ問題となっているのは「水銀」です。日本人は水銀の蓄積量が特に多いと言われており、毛髪を用いた調査では46.4%の人に基準値以上の水銀が検出されました。鉛など他の重金属では10~12%程度であるのに比べると、突出した異常蓄積ということができます。

水銀が溜まると人体にはどのような悪影響が及ぶのでしょうか。
水銀による健康被害といえば「水俣病」がたいへん有名です。これはチッソ水俣工場から海に排出された廃液に多量に含まれるメチル水銀によって引き起こされました。
メチル水銀で汚染された魚を食べた人々が水銀中毒となり、重篤な神経障害を招いたのです。すなわち感覚障害や運動失調、視力障害、聴力障害、平衡機能障害など多彩かつ難治性の神経症状です。数多くの方々が被害を受け、長きにわたり裁判で争われました。

最近問題となっている水銀中毒による障害の一つとして、小児の自閉症や多動性障害などがあります。これも一種の水銀による神経障害です。また胎児が水銀中毒になると、心臓や眼、耳など様々な器官の奇形を招きます。
子供でも水銀が溜まるのか、と驚くかも知れませんが、母親の体内に水銀が多ければ、胎盤や母乳を通して子どもの体内にも容赦なく水銀が入り込んできます。
成人も含め、水銀は心臓や血管、皮膚、肝臓、腎臓などをも障害し、心血管系疾患や肝機能障害、腎不全、湿疹など数多くの病気を招きます。また慢性疲労や筋肉痛、頭痛、めまい、うつ症状など様々な体調不良の原因となります。

水銀は意外と身近なものに含まれています。とりわけ注意を喚起されているものが「魚」です。魚は健康に良いというイメージがあり、確かにその通りなのですが、魚の種類によっては水銀の含有量が多いので注意が必要です。
身近な魚で特に注意が必要なのは「マグロ」です。マグロのような大型の回遊魚は海洋に於ける食物連鎖の頂点に君臨しており、メチル水銀が体内に蓄積しやすいのです。
実際に刺身や寿司などでマグロをたくさん食べる人には、水銀が溜まりやすいことが証明されています。
そのほか水銀量が多い魚としてはブリやサメがあり、魚類ではありませんがクジラやイルカにも多くなっています。反対にタイなど白身の魚、アジやサーモンなど青魚、エビやカニなど甲殻類にはさほど多くないとされており、魚種を選ぶことによって水銀による被害を最小限にすることは可能です。

しかしながら水銀が多量に含まれているのは魚だけではありません・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

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