聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年10月28日 月曜日

諦めるのはまだ早い!遅発型フードアレルギーの適切な対処&治療法

(続き)・・3連休は皆さん、いかがお過ごしでしたでしょうか。所によっては雨や寒さに祟られたかも知れませんね。私は久しぶりに沖縄へ行きました。といっても観光ではなく学会への出席で、しかも終わったらトンボ帰りで直ぐに帰ってきました。そのため時間さえあれば2~3日くらいは滞在したかったな・・とも感じました。
それにしても沖縄は暖かい、というか暑いくらいでした。概ね晴天だった影響もありますが、シャツ1枚でも汗ばむほどで、スーツなどとても着ていられないほどでした。学会出席者やパネリストの中にはアロハシャツのような軽装の方も目立つほどでしたが、沖縄という土地柄からか、全く違和感がないほど会場の雰囲気に溶け込んでいました。

今回の学会は「胎盤臨床医学会」の秋季大会でした。これはプラセンタ注射を始めとする「胎盤エキス」の医学的な活用方法を研究する医学界で、毎年春と秋に開かれます。このうち春に東京で、秋に地方で開かれるのが通例となっています。地方としては昨年秋に京都、一昨年秋に仙台で開催されました。
会の規模や出席者数は年々増加してきています。これはプラセンタ注射などの製剤が、年々3~5割のペースで市場規模が拡がってきていること、プラセンタ注射の認知度が向上してきていることなどの影響がある模様です。また今年度、小規模な「研究会」から、財団としての「学会」に格上げとなりました。

プラセンタや胎盤に関する基礎的および臨床的な知見は、急速な勢いで積み上がってきています。一言でいうと、素晴らしい臨床的効果が改めて確認され、ますます医師や研究家などの注目度が上がってきている、といった印象です。今一つ不明瞭とされた作用機序に関しても、少しずつ全貌が明らかとなってきました。
この学会でのディスカッションを含め、プラセンタをめぐる最近のトピックスに関しては、日を改めてお話したいと思います。


さて本日は「遅発型フードアレルギー」が見つかった場合の対処法と治療法について説明します。

○遅発型フードアレルギーの治療・・①アレルゲンの忌避

遅発型フードアレルギーの原因となる食材が判明した場合、その食材を一定期間にわたって「避ける」ことが先ずは重要です。その食材を体内に入れないことによって、アレルギー症状を抑制できるばかりか、一定期間が経過した後には、その食材に対するアレルギー反応が格段に起こりにくくなります。
アレルギー反応が強い場合には、その食材自体はもとより、その食材を用いた料理や加工食品も含め徹底して忌避することが肝要です。例えば卵にアレルギーがある場合、卵そのものはもちろん、卵を用いた料理や、卵を「つなぎ」として用いた食品を含め、幅広く忌避することが必要となってきます。

○遅発型フードアレルギーの治療・・②腸内環境の改善

遅発型フードアレルギーを引き起こしやすい人体側の要因として、「腸内細菌叢」の乱れと、腸管壁からの栄養素の吸収に異常をきたす「リーキーガット症候群(LGS)」が挙げられます。
腸管内には夥しい数の腸内細菌が生息しており、大別して乳酸菌などの「善玉菌」とウェルシュ菌などの「悪玉菌」、どちらにも属さない「日和見菌」に分類されます。健康な時は善玉菌が優位ですが、体調や免疫力が低下している時には悪玉菌が優位となり、腸内環境が悪化して様々な悪影響が現れます。
一方で腸管壁に異変が生じ、消化し切れない大きな分子の栄養素までもが吸収されてしまうのがLGSです。大き過ぎるタンパク質などの栄養素は人体にとって異物であり、抗体(IgG)を産生して排除しようとします。その結果、特定の食材に対する遅発型フードアレルギーが惹起されるのです。

遅発型フードアレルギーを改善させるポイントの一つは「腸内環境の改善」です。言い方を換えると上述の善玉菌を活性化し、腸管壁を健全なものにするような取り組みです。
具体的には、食生活の上で有害なものを排除し、野菜や果物、発酵食品などを豊富に摂取することです。また腹部を中心に体を温めることも大切です。

③遅発型フードアレルギーの治療・・ラドン浴と乳酸菌製剤
当院に於いては、腸内細菌を活性化し腸内環境を改善させる効果の高い、良質な「乳酸菌製剤」をご用意しています。またラドン浴はアレルギー軽減と腸内環境を改善させる効果がたいへん高く、フードアレルギーの方にもお勧めしております。

次回からは「有害重金属検査」および「キレーション療法」について説明します・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年10月28日 月曜日

エッ・・卵もダメなの!?遅発型フードアレルギーを招く意外な食材とは

(続き)・・まもなく11月になります。例年11月になるとインフルエンザワクチンの接種をする方が増えてきます。今年もいよいよインフルエンザの季節が近付いてきました。
もっともインフルエンザが既に流行している訳でもなく、流行は例年、正月前後から始まり、2月頃にピークを迎えます。またワクチン接種も10月中に行なう方もちらほらいらっしゃいます。

11月から12月にかけてワクチンを打つ方が多いのは、急に寒くなり風邪が流行り始めることで、インフルエンザに対する警戒感も上がってくるためです。職場や学校などでワクチン接種を奨励するのも、だいたいこの時期です。
ワクチンを打つと、やはり安心感があります。インフルエンザにかかる可能性がゼロにはなりませんが、その確率をかなり低下させるのは確実です。インフルエンザに罹ってしまった場合でも、軽症で済むことが報告されています。我々医療関係者も、感染予防のため注射がなかば義務付けられています。

もっともワクチンも決して万能ではありません。ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかってしまったという話はよく聞きますし、インフルエンザ以外の風邪にはまったく効果がありません。その年に流行が予想されるウイルス株に照準を当ててワクチンが作成されますが、その予想が外れることも少なくないのです。
また副作用の問題があります。発熱や頭痛、吐き気など頻度の高い副作用はもとより、稀ながらインフルエンザ脳症など、中枢神経系を障害する恐ろしい副作用も報告されています。ワクチンは確かに予防効果はありますが、効果と副作用とを天秤にかけて、慎重に行なうという姿勢が必要なのうです。


さて本日は、新メニューの一つである「遅発型フードアレルギー検査」に関する解説の続きです。

○遅発型フードアレルギーの原因食材

牛乳および乳製品:遅発型フードアレルギーを引き起こす代表的な食材です。日本人の7割以上で反応を示すという報告もあります。牛乳そのものだけでなく、牛乳を用いた製品すなわちヨーグルトやチーズなどにも幅広く反応を起こします。

卵:牛乳と並んで遅発型フードアレルギーを起こしやすい食材です。多くの場合、卵黄および卵白の双方にアレルギーを示します。卵そのものだけに留まらず、卵を用いた加工食品などにも反応を起こします。

その他:野菜や果物、穀物、魚介類などの食品群で、実に多くの食材で遅発性フードアレルギーが起こり得るとされています。特にアレルギーとなりやすい食材としては、小麦、大豆、アスパラガス、パイナップルなどが挙げられます。

○遅発型フードアレルギーの症状

消化器症状:消化不良 便秘 下痢 腹痛 吐き気 過敏性腸症候群 腹満感など
精神神経症状:頭痛 頭重感 不安神経症 抑うつ 情緒不安定 集中力低下など
皮膚症状:湿疹 アトピー性皮膚炎 にきび 蕁麻疹 肌荒れ 乾燥肌 多汗など
呼吸器系:鼻水 鼻づまり ぜんそく 慢性副鼻腔炎など
泌尿生殖器系:頻尿 尿意切迫 (小児)夜尿症 月経前症候群など
筋骨格系:筋肉痛 関節痛 関節リウマチなど
その他:不整脈 倦怠感 慢性疲労症候群 口内炎 浮腫 体重増加など

○遅発型フードアレルギーの検査

遅発型フードアレルギーの検査は米国のUS BioTek社などで行なっております。検査そのものは簡単で、数mlという少量の血液を採取して発送し、2週間前後で結果が送られてきます。
検査は100種類近くの食材を対象とし、IgGの反応の強さを定量化します。これを見れば、遅発型のアレルギーを起こしている食材は何か、どのくらい強いアレルギーなのか、さらに治療によりどれだけ改善したかが、明瞭に分かるのです。

遅発型フードアレルギー検査  料金 31,500円

次回は遅発性フードアレルギーの対策と治療について解説します・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年10月26日 土曜日

ウツの原因が何とアレルギーだった!体調不良の隠された原因とは?

(続き)・・昨夜、NHKテレビの「病の起源・心臓病」を見ました。私はあまりテレビというものを見ない人間ですが、医療や歴史に関する番組は時々見ています。皆さまはご覧になったでしょうか。
人間は進化とともに体型やライフスタイルを劇的に変化させてきましたが、それに付随して様々な病気をも抱え込んでしまいました。代表的なものの一つとして「糖尿病」があります。農耕の発達により人類は安定した食糧を確保し繁栄しましたが、糖質やカロリーの過剰摂取による糖尿病の増加を招いてしました。現代では砂糖の使用や加工技術がそれに拍車をかけています。

人類の進化や文明の発達に伴い増加した病気は他にも多く、腰痛やアレルギー、ガン、うつ病などが挙げられます。「病の起源」シリーズでは、これら人類特有ともいえる病気が増加した原因と対策について、最新の医学研究を紹介しつつも、一般の方にとても分かりやすく解説しています。
昨日の「心臓病」では、哺乳類が繁栄した理由の一つに「心筋の強靭さ」があるものの、それが人類に心臓病が増えた遠因となっていること、それと並んで現代人が摂取するようになった食材が、心臓病の急増に関与していることなどが話題となりました。まさに眼からウロコの感があります。


さて今回から数回にわたり、クリニックの新メニューの二つ目である「遅発型フードアレルギー検査」について、解説いたします。

◎遅発型フードアレルギー検査

○体調不良の意外な原因「遅発型フードアレルギー」とは?

我々は健康を維持するために毎日、食事をしていますが、健康に良いと信じて選んでいた食べ物が、逆に健康を害していることが往々にしてあるのです。
最近、原因不明と考えられていた様々な病気や体調不良を引き起こすものの一つとして脚光を浴びているのが「遅発型フード(食物)アレルギー」です。これはある特定の食材を摂取してから数時間、遅い場合で数日が経過した後に症状が出現するアレルギー疾患で、よく知られているフードアレルギーとはかなり異なる特徴をもっています。

通常、我々がよく目にするフードアレルギーは、サバやエビ、ソバなどを食べた直後に蕁麻疹や発疹、浮腫、呼吸困難などの急性症状が出現するというものです。これはいかにもアレルギーらしい症状が、食べてから短時間で出現するため、たいへん分かりやすいアレルギーということができます。これを「即時型フードアレルギー」といいます。
これに対して「遅発型フードアレルギー」は上述のように、摂取後かなり時間が経ってから症状が出現します。また症状は頭痛、不安感、うつ症状、関節痛、全身倦怠感などと、およそ「アレルギーらしくない」症状が中心のため、えてしてアレルギーとは認識しづらい、分かりにくいアレルギー疾患なのです。

○遅発型フードアレルギーのメカニズム

アレルギーに関して大切な役割を果たす物質の一つに「免疫グロブリン(Ig)」があります。このIgが食物などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)と結合し排除する過程で、様々なアレルギー症状が引き起こされるのです。
即時型アレルギーに関与するIgは「IgE」です。IgEはアレルゲンと結合すると白血球の一種である肥満細胞を刺激してヒスタミンという生理活性物質の産生を促します。ヒスタミンは強い作用を示し、蕁麻疹やくしゃみ、鼻水、流涙などのいわゆる「アレルギー症状」を引き起こし、重度の場合は呼吸困難などの重篤な症状を招きます。

これに対して遅発型フードアレルギーに関与するIgは「IgG」です。IgEとは異なりIgGはヒスタミンの産生は促さず、アレルゲンと結合して「免疫複合体」を形成します。免疫複合体は直ぐには悪さをせず、血流に乗って全身各所に運ばれ、そこで少しずつ蓄えられます。
免疫複合体の量がある限度を超えると、徐々に悪さをし始めます。それが蓄積した臓器や組織の場所によって特有の症状が現れるのです。例えば筋肉の症状としては筋肉痛、肩凝り、腰痛など、脳神経系の症状としてはうつ症状、不眠、不安神経症など、胃腸系の症状としては腹痛、便秘、下痢、過敏性腸症候群などが起こり得ます・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年10月25日 金曜日

血液で栄養不足が判明!?ウツにも威力を発揮する分子整合栄養療法

(続き)・・台風27号が関東の南岸をかすめて通過中です。東京は風雨が強いものの、前回26号の時のような交通の乱れは少なく、被害はさほど大きくなかったようです。26号で大きな災害となった伊豆大島でも、土砂崩れなどの二次災害が発生していないことを祈っています。

昨日は週末ということもあり、都内のホテルは多くが満室となった模様です。私も本日、交通の乱れのため出勤できなくなると困るので、クリニックからさほど遠くないビジネスホテルに泊まりましたが、日中にネットで予約した際には残りわずかで、チェックインした時には既に満室でした。蒲田のホテルは殆んど予約で埋まってしまったようです。中には会社が社員のためにホテルを押さえてくれる企業もあるそうです。


さて本日は、クリニックの新メニューの一つである「分子整合栄養療法」に関する解説の続きです。

◎分子整合医学検査およびサプリメント

○栄養バランスを整え病状を劇的に改善させる「分子整合栄養医学」とは?

近年では米国を中心に、栄養療法に取り組む医療機関が急速に増えてきています。うつ病や統合失調症、パニック障害などの精神疾患をはじめ慢性疲労やアレルギー疾患、糖尿病などの生活習慣病、狭心症などの動脈硬化性疾患、さらにはガンに至るまで、栄養素をしっかりと補給することを柱とした最新の治療法で、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー・メディスン)と呼称されています。

我が国に於いては米国と異なり、未だに薬物に対して過度に依存した治療が行われ続けています。その影響もあり、うつ病などのメンタル不調、慢性の倦怠感、アレルギーなどに悩まされる方が増え続けています。ただ一部のクリニックで、米国で培われた分子整合栄養医学に基づいた医療がようやく行われるようになってきました。

○分子整合栄養医学に基づいた診療の実際

① 医師がご本人とよく話し合い、症状や食生活の傾向などをお聞きします。それにより、不足している栄養素の推測がつく場合があります。
② 次に血液検査を行ない、不足している栄養素を洗い出します。通常の保険診療の範囲の検査でもかなりの程度わかりますが、必要に応じ(自費診療とはなりますが)更に詳細な検査を行なうことも可能です。
③ 症状および血液検査により不足している栄養素が判明したところで、医師が食生活やライフスタイル改善のポイントについてアドバイスします。軽度の不足であれば、食事の工夫だけでかなりの程度、改善することが期待できます。
④ 但しある限度を超えると、食事の工夫だけでは充分な栄養素の補給がし切れません。また食事の工夫をするにも限度があり、それを補う有効な方法があれば活用したいものです。そこでお勧めなのが、クリニックが自信をもってお勧めできる高品質なサプリメントです。

○当院で推奨するサプリメントについて

世の中には無数ともいえるサプリメントが出回っていますが、中には粗悪品や誇大広告の商品も少なくありません。そのような中から、我々は一体どのような基準で優れたサプリメントを選べば良いのでしょうか。
第一に必要なのは、自分に「合った」ものであるということです。言い換えると、自分に不足している栄養素をまんべんなく含有しているサプリメントであるという点です。それを満たすために当院では、医師が問診と血液検査を行なって不足している栄養素を特定してから適切なサプリメントをご提案しています。

次に必要なのは、必要な栄養素を充分に含有しているということです。その点、当院で第一に推奨している米国製のサプリメントは、ビタミンやミネラル、アミノ酸、抗酸化成分などの栄養素の「含有量」が並外れて多いのです。そのために効果の現れ方がたいへん早く、好評を頂いております。
さらに「安全性」がたいへん高いということが必要です。この米国製のサプリメントは医薬品向けの厳格な基準であるGMP(Good Manufacturing Practice)に則り、安全性を何より重視した製造が行なわれています。そして一般の薬局などでは販売しておらず、医療機関で医師の管理下でのみ投与が行なわれています。

次回は「遅発型フードアレルギー」に関して説明します・・(続く)
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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長 | 記事URL

2013年10月23日 水曜日

ミネラル欠乏でうつ病に!?分子整合栄養医学に基いた診療ご案内

(続き)・・一日の気温差が大きいためか、風邪がかなり流行っています。全般に高熱の出る方は少ないのですが、のどの痛みや鼻水、咳などに見舞われる方が多いようです。頻繁に台風が来るなど、天候が不安定である事の影響もあり、免疫力が低下しがちなのでしょうか。また夏の猛暑による「夏バテ」の後遺症が続いている方も見受けられます。また台風が近付いてきましたが、台風が去った後はかなり寒くなるそうで、体調管理に注意が必要です。
風邪と並んで「花粉症」に悩まされる方も少なくありません。鼻水や鼻詰まり、くしゃみ、眼の痒みなどに苦しめられています。花粉症というと春先の2月から4月くらいにかけて、スギやヒノキの花粉が猛威を振るいますが、秋にも春ほどではないにせよ、花粉症の小さな流行がみられます。イネ科の植物であるブタクサやヨモギなどが主体となる「秋の花粉症」です。

実際に、鼻水やくしゃみなどの鼻炎症状を訴えて来院される方が相次いでいます。中には流行中の風邪も併発している方も少なくありません。春ほどではありませんが、抗アレルギー剤や漢方薬などの処方が多数出されています。また蒲田よしのクリニックに於いては「ラドンミスト吸入装置」が備わっており、鼻詰まりなどの鼻炎症状に対して威力を発揮しています。ラドンは風邪だけでなく、花粉症などアレルギーにも著効を示すのです。
なお秋の花粉症は春のものに比べて「局地戦」の性質が目立ちます。ブタクサやヨモギは一年草のため背丈が低く、花粉がスギやヒノキほどは遠くへ飛ばないのです。従って河原や墓地、公園、空き地などの近くでもない限り、多量の花粉に暴露される危険は少ないといえます。


さて前回は10月から蒲田よしのクリニックに於いて開始した新メニューについて、ごく簡単に説明しました。
今回からはその一つ一つについて、詳しく解説してまいります。

◎分子整合医学検査およびサプリメント

○健康障害を招くビタミン・ミネラルバランスの破綻とは?

最近、若い世代を中心に全身倦怠感、肩凝りや腰痛、頭痛、めまい、抑うつ感、情緒不安定、手足の冷え、動悸など様々な体調不良を訴える方が急増しています。一般の病院で検査をしたとしても多くの場合、結果は「異常なし」であり、対症療法的な薬物療法に終始するのが大多数です。
ところが近年の研究で、これら「原因不明」とされてきた体調不良の多くが、実は「栄養バランスの乱れ」によるものであることが明らかとなってきました。例えばストレスやトラウマなど「心の問題」と捉えられてきたうつ病が、別の見方をすると、ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養素の欠乏や機能障害に端を発することが分かったのです。

例えばうつ病の症状の一つである「やる気が出ない」という症状の原因を考えてみます。うつ病になると、何故やる気が出なくなってしまうのでしょうか。うつ病に於いてはセロトニンなどの神経伝達物質の量が脳内で減少することが証明されています。セロトニンは「精神の安定」や「やる気」に関わっていますが、セロトニンが減少すると精神が不安定となり、やる気が失われてしまうのです。
このセロトニンはトリプトファンというアミノ酸をもとに作られます。そしてトリプトファンをセロトニンに変換する酵素の働きを助ける存在として、ビタミンB6、ナイアシン(ビタミンB群の一種)、葉酸、鉄などが関与しています。またセロトニン以外の神経伝達物質まで含めると、その他に亜鉛や銅、マグネシウム、ビタミンCなどが重要な働きをしています。

従ってトリプトファンやビタミンB6、ナイアシン、鉄、亜鉛などが欠乏すると、神経伝達物質の産生低下から神経細胞の機能不全を招き、やる気のなさや不安感、倦怠感、不眠といった「うつ症状」がもたらされます。逆に言うと、うつ病の症状を改善させるためには、これらの微量栄養素を充分に補給することが必要不可欠なのです。

○微量栄養素の欠乏による主要な症状

・鉄欠乏:立ちくらみ めまい 耳鳴り 肩凝り 頭痛 疲れやすさ 息切れ 月経過多 不眠 憂うつ感 筋力低下 爪の扁平化など
・亜鉛欠乏:風邪をひきやすい 脱毛 味覚障害 肌荒れ・乾燥 爪の白斑 傷の治りが悪い 性欲低下 情緒不安定 血糖値上昇など
・ビタミンB群欠乏:集中力・記憶力低下 不眠・悪夢 情緒不安定 音への過敏性 疲れやすさ 口内炎 憂うつ感 脚気など
・タンパク質欠乏:体力・筋力低下 浮腫 疲れやすさ 貧血 憂うつ感 風邪をひきやすい 傷の治りが悪い 肌荒れなど 

○栄養バランスを整え病状を劇的に改善させる「分子整合栄養医学」とは?

近年では米国を中心に、栄養療法に取り組む医療機関が急速に増えてきています。うつ病や統合失調症、パニック障害などの精神疾患をはじめ慢性疲労やアレルギー疾患、糖尿病などの生活習慣病、狭心症などの動脈硬化性疾患、さらにはガンに至るまで、栄養素をしっかりと補給することを柱とした最新の治療法で、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー・メディスン)と呼称されています。

我が国に於いては米国と異なり、未だに薬物に対して過度に依存した治療が行われ続けています。その影響もあり、うつ病などのメンタル不調、慢性の倦怠感、アレルギーなどに悩まされる方が増え続けています。ただ一部のクリニックで、米国で培われた分子整合栄養医学に基づいた医療がようやく行われるようになってきました・・(続く)
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