聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2012年11月13日 火曜日

ゲルソン療法を日本人向けにアレンジし66.3%の有効率!

(続き)・・がん患者を中心に我が国でもゲルソン療法を行なう方が少なくありませんが、1日に10回以上もジュースを作って飲むというのは大変な負担を強いるため、挫折してしまう人も多数いました。それに豆類を禁止食品とするなど日本人には受け入れ難い内容もありました。これに対して精神科医である星野仁彦医師は、日本人のライフスタイルに合わせた形に応用し、星野式ゲルソン療法として世に問いました。

「星野式」は肉類や油、塩などを制限する点ではオリジナルのゲルソン療法と同じですが、果物と野菜のジュースを1回500ml程度とし、1日3回から4回飲むという様に工夫したことで、忙しい人にも実施しやすくしました。それから豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品や玄米や雑穀米、それに昆布やモズク、わかめなどの海藻類をたっぷり摂るように推奨しています。これはどれも日本人が太古より食べ続けていたものです。

星野氏自身がこの食事療法によって自分のがんを治し、また数千人にのぼるがん患者の病状が解法へ向かいました。前述の済陽医師は更にこれを応用し、110人のがん患者が摂取した臨床試験では、死亡が34人、進行が3人、不変が2人に対して、改善が58人、治癒が13人にのぼり、66.3%という素晴らしい有効率が得られました。およそ3人に1人に明らかな効果が得られた、という驚くべき結果です。

この臨床研究の優れた結果は、がんを招く原因の最たるものの一つは食生活であり、これを改善することががん撲滅の基本である、ということを我々に教えてくれます。すなわち栄養バランスの破綻に基づく代謝障害ががんの発症に直結するのです。上記のナチュラルハイジーンの理論では、過酸化脂質などの毒物が体内に溜まると、毒血症という病気を引き起こしやすい段階に至り、結果的にがんの発症を招く、とされています。

ナチュラルハイジーンによると、肉を始めとする動物性食品や砂糖、塩は体を老化させ、がん遺伝子を活性化し、がんの発症の引き金になるため、食べないようにすべきとされています。それとは逆に、旬の果物や野菜には食物繊維やミネラル、ビタミン、それにファイトケミカルなどの抗酸化成分が多く含まれるため、がん抑制遺伝子を活性化し、免疫力や抗酸化力を向上させることを通して、がんを抑え込むことに寄与するのです。

病気の人でなくとも、季節の果物や野菜をたっぷり食べると生き返ったような気分になるものです。果物や野菜は胃腸の調子を整え、便秘を解消し、疲労を解消するだけでなく、がんの予防や治療になり、高血圧や脳卒中、心臓病などの予防効果もあります。野菜を食べて健康になった米国人を見習い、我々日本人も果物や野菜をたくさん食べて健康的なライフスタイルを手に入れたいものです・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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