聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2012年12月 3日 月曜日

「点滴療法研究会」が発足した真の理由とは・・?

(続き)・・以上のように、高濃度ビタミンC点滴療法は基本的に安全ではあるものの、この治療法ならではの固有の工夫と注意が必要です。点滴療法研究会に加盟していて、研究会で定めたルールに従っている約270軒にのぼるクリニックでは、高濃度ビタミンC点滴による事故や有害事象は殆んど発生していません。ただその数倍にのぼるとみられる他のクリニックの中には、研究会で定めたルールを守らず、危険を伴う方法あるいは充分な効果の得られない方法で点滴をするような所が少なくありません。

ビタミンやミネラルなどの栄養素を点滴で注入する治療法は、米国では20年以上も前から盛んでしたが、日本でも約10年前から開業医などで行なわれるようになってきました。栄養素と健康、病気との関連性が重要視されるようになってきたからです。ところが前述のように、ルールを遵守しない医師が絶えないため、一定のルールと治療水準を維持するための研究機関として、「点滴療法研究会」が5年前に発足しました。会長は元杏林大学教授の柳澤厚生氏で、日本に於ける点滴療法の草分け的存在です。

点滴療法研究会http://www.iv-therapy.jp/index.htmlでは、点滴療法や栄養療法などに関する最新の研究データやニュースを会員医師向けに発信しているほか、一般向けにも点滴療法の解説や治療可能なクリニックの情報などを提供しています。会員向けには年に数回のセミナーを開いて情報交換とレベルアップを図っているほか、上述のように高濃度ビタミンC点滴療法やキレーション療法の認定医制度を設け、会員医師に一定のライセンスを与え、他との差別化を図っています。

研究会で力を入れている治療法は高濃度ビタミンC点滴の他に、グルタチオン点滴、マイヤーズカクテル、アルファリポ酸点滴、キレーション、ウクライン点滴などの各種点滴療法、それにビタミンやミネラル、抗酸化作用の優れたサプリメントなどです。それに加えて遅延型食物アレルギー、重金属中毒などの検査、ガンに対する免疫療法や温熱療法、オゾン療法、バイオフォトセラピーなどのセミナーも行なっています。米国などからの最新情報も活用し、常に情報のバージョンアップに余念がありません。

点滴療法の本場米国では少なくとも1万人もの医師が、高濃度ビタミンC点滴を始めとする点滴療法を日常的に行なっています。元々「サプリメント大国」である米国では点滴療法が盛んでしたが、1990年に国立ガン研究所(NCI)などがビタミンC点滴のガンに対する抑制効果を論じる発表をしてからは、マスコミなどが高濃度ビタミンC点滴の有効性を大々的に取り上げるなどした影響もあり、多くの開業医や一部の病院で、高濃度ビタミンC点滴療法がごく普通に行われるようになっています・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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