聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年1月22日 火曜日

ワクチン有効も過信は禁物!インフルエンザ対策のカギは「免疫力」

(続き)・・日曜日にその診療所に来られたインフルエンザの患者さんの中には、「ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかってしまった」という方が何人かいました。インフルエンザのワクチンは毎年秋口から出回り、正月前後にかけて接種するのが一般的で、今シーズンも多くの方々がワクチンを受けられました。ワクチンさえ打てばインフルエンザを予防できる、と期待されているのです。ところが現実には、ワクチンを打ってもインフルエンザにかかってしまう方が決して少なくありません。

インフルエンザワクチンは前シーズンに流行したインフルエンザウイルス株をもとに作成されます。ウイルス株は年々変化していくので、予防効果を得るには毎年のように接種する必要があります。ところが何年かに1回ウイルス株に大きな変化が生じ、ワクチンが期待したように効かないことがあります。また変化の少ない年であっても、全ての人に充分な予防効果が得られるとは限りません。ワクチンが効くかどうかは、変化し続けるウイルス側の状況と、接種される人間側の状況とに左右されるのです。

そのような理由から、ワクチンを接種したのにインフルエンザにかかってしまうことは、充分にあり得るのが現実です。但しインフルエンザにかかった場合でも、ワクチンを打っていれば軽症で済む傾向はありますので、ワクチン接種が全く無駄だったという訳ではありません。とはいえワクチンに頼り過ぎるのは考え物です。世の中には、ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかってしまう人がいる一方で、ワクチンなど打ったことがないのにインフルエンザには1回もかかった事がない、丈夫な人もいるものです。

そのようにワクチンなしでもインフルエンザにかからないという人は、一体どのようにしてインフルエンザから我が身を守っているのでしょうか。インフルエンザに限らず、周りで大勢の人が風邪をひいている時でも決して風邪をひかないような丈夫な人がいます。そのような方々に共通する特徴として「免疫力」がたいへん高いということが挙げられます。風邪もインフルエンザもウイルスが起こす感染症ですが、そのウイルスを抑え込む免疫力が充分にあれば、そうたやすく感染し発症することはなくなります。

予防はもちろん、風邪やインフルエンザにかかってしまった場合でも、可能な限り軽症で済ませ早く治すためには、免疫力を向上させることがたいへん重要です。逆に言うと免疫力が著しく落ちた状態では、どのような予防法や治療法も充分な効果を挙げることはできません。免疫力を挙げる取り組みには様々なものがあり、体を温めること、野菜や果物をたくさん食べることなどが挙げられます。次回は蒲田よしのクリニックで取り組んでいる「インフルエンザ撃退法」について取り上げます・・(続く)

このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

詳しいアクセス・地図はこちらから