聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年1月29日 火曜日

花粉症シーズンついに到来!患者が急増している意外な要因とは?

(続き)・・1月が間もなく終わり2月を迎えようとしています。ノロウイルスに続きインフルエンザが急激に流行ってきていますが、早くも「花粉症」の患者さんが何人か、蒲田よしのクリニックに来院し始めています。この寒い最中、すでに花粉が大量に舞い始めているのかと思うとそういう訳ではなく、本格的に花粉症の症状が現われている人はまだ少数です。それでも花粉症に長年悩まされている方々の中には、花粉が舞い始める前に「兆し」を感じ、早めに対策を取ろうとする方が少なくありません。

花粉症はスギやヒノキなど樹木の花粉や、ヨモギやブタクサなど草木の花粉などによって引き起こされるアレルギー性の疾患で、典型的な症状としては鼻水、鼻づまり、くしゃみ、流涙などがあります。ひどくなると数分おきに鼻をかまなくてはならなくなり、鼻呼吸ができずに大変苦しい思いをします。日本では2月から4月にかけての「スギ花粉」が最も顕著ですが、人によってはこれに続いて、5月にかけてのヒノキ、夏場のカモガヤ、秋口のブタクサなどと続き、まさに通年性の症状に悩まされます。

スギなどの花粉症に取りつかれた方にとって、春先の晴れて乾燥した日は恐るべきひと時となりますが、花粉症と無縁の人には想像もつかないことです。同じように花粉は空中を舞っているはずですが、なぜある人は花粉症にかかる一方で別の人は平気なのでしょうか。今や国民の10人に1人は花粉症にかかっていると言われており、まさに国民病とも呼べる蔓延ぶりです。年配の方々が言うには「昔は花粉症などなかった」そうですが、なぜ現代の日本では花粉症が拡がってしまったのでしょうか。

一つの原因として、戦後の杉の植林の影響を受け、木が成長してきた近年になって花粉量が著しく増加した、ということが挙げられます。確かに最近は春先になると杉林から黄色い花粉が多量に舞い上がる光景が目立ち、花粉症の人でなくとも鼻のあたりがむず痒くなってくるものです。しかしながら杉という木は大昔から存在しており、大なり小なり人間は花粉を浴びてきたはずです。また同じ杉林の傍に住んでいても花粉症になる人とならない人がいることを考えると、我々人間側の要因も小さくはないはずです。

花粉症も含めたアレルギー疾患の増加に関しては、人間側にもいくつかの要因が指摘されています。すなわち各種化学物質、低体温、栄養バランスの乱れ、腸内環境の悪化、ストレスなどが挙げられますが、意外な要因の一つとして「過度に清潔な環境」があります。一昔前、子供は砂まみれ、泥まみれになって遊んだものですが、最近の子供は外遊びをせず、室内でゲームなどに興じます。そのような「衛生的」な生活が、結果的に花粉症を含むアレルギー疾患の増加の一要因になったというのです・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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