聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年2月 1日 金曜日

花粉症には漬物&納豆を!発酵食品活用がアレルギー克服のポイント

(続き)・・スギなどの花粉症には俗に「表年」と「裏年」とがあり、花粉が多い年と少ない年との差が顕著であるという特徴があります。一般に前年の花粉が少なく夏が暑いと、翌春の花粉量が増えるという傾向があります。逆に前年の花粉が多くて夏が涼しいと、翌春の花粉は少なくなります。その「法則」に従えば、昨年は花粉が一昨年に比べ比べ少なめで夏が猛暑だったため、今春の花粉量は「多い」ということになります。実際の森林調査でも、かなり多量の花粉が発生するだろうと予測されています。

前回のコラムで、今年は2月中旬くらいから本格的な花粉の飛散が始まると述べましたが、花粉量がたいへん多いという予想に基づけば、2月下旬から4月いっぱいくらいまで、日による増減はあるものの、昨年を遥かに上回る花粉症の患者数が発生することが予想されます。また前述のように、予想以上に気温が上昇するなど条件の変化があれば、2月も上旬のうちに多量の花粉が飛散を始めるという事態も充分に予想されます。いずれにせよ今年は、花粉症の「当たり年」となる公算がたいへん大きいのです。

さて前回「腸内環境」を改善することが花粉症対策の一つのポイントであると説明しましたが、具体的な取り組みの一つとして「発酵食品」をたくさん食べるということが挙げられます。日本人の食卓によくのぼる発酵食品としては糠漬け、キムチ、納豆、ヨーグルトなどがあります。これらは乳酸菌や納豆菌など自然に存在する菌を活用し、身近な食材を発酵させた伝統のある食品です。日本人は糠漬けや納豆、その他各地に根付いた発酵食品を積極的に摂取することにより、健康を維持してきたのです。

具体的には発酵食品を摂取することにより腸内細菌叢の質が向上し、その影響の一つとして免疫の状態が安定します。その結果アレルギーを抑制するシステムが働き、花粉症などアレルギーの予防に寄与するのです。ところが日本では近年、これら発酵食品の消費量が目に見えて減少しており、そのことがアレルギー疾患増加の原因の一つと目されています。発酵食品には様々な健康上のメリットがありますが、アレルギーを予防する意味からも、我々は発酵食品をもっと活用したいものです。

発酵食品のメリットをもっとダイレクトに効率よく享受できる方法はないものでしょうか。一つの方法として乳酸菌などの「サプリメント」の活用が挙げられます。例えばある国産メーカーでは、1回分1兆個もの乳酸菌パウダーのサプリメントを開発し、アレルギー疾患や慢性肝炎、各種ガンなどの疾患に対する臨床試験で、素晴らしい効果を確認しています。日ごろの食事で発酵食品を充分に摂取し、足りない分を腸内細菌のサプリメントで補うというスタンスで、アレルギーを克服したいものです・・(続く)

このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

詳しいアクセス・地図はこちらから