聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年2月12日 火曜日

「禁煙」はホントに難しいのか・・スモーカーに逆戻りしてしまう原因とは?

(続き)・・実は私自身も約6年半前に「禁煙」しました。大学時代以来それまで20数年間タバコを吸い続けてきましたが、2006年の7月に思い切ってタバコをやめました。それ以来タバコは1本も吸っていませんし、また吸いたいとも思いません。禁煙したおかげで体調はとても良くなり、殆んど風邪もひかなくなりました。体調面の良い変化には禁煙だけでなく、食生活を改善したことなど他の要因も寄与していますが、タバコと縁を切ったことが大きく貢献していることは疑いようがありません。

私が禁煙したことを話すと、「どうやってタバコをやめたのですか?辛くはなかったですか?」などとよく質問されます。禁煙が全く辛くなかったというとウソになりますが、禁煙にあたっていわゆる「離脱症状」はありませんでした。そして一たん禁煙した後は、他のスモーカーがタバコを吸っていても、その誘惑に負けそうになったことは一回もありません。禁煙した具体的な方法については別の機会に譲りますが、一言でいうと「タバコやスモーカーに対する考え方を根本的に変えた」ことが大きな力となりました。

さて私自身の「禁煙体験」について少し触れましたが、私のように簡単にタバコをやめられるケースは比較的少数で、世間では一般的に「禁煙は難しい」と考えられています。つまり一たん禁煙したとしても再び吸い始めてしまい、遅かれ早かれスモーカーに逆戻りしてしまいがちです。禁煙に失敗した人からは「どうしてもタバコの誘惑に負けられなかった」とか「禁煙の時の離脱症状が辛かった」などという話がよく聞かれます。どうして禁煙はそれほど難しい、或いは難しいと考えられているのでしょうか。

それは一つには、喫煙が「習慣」だと捉えられているからです。スモーカーがタバコを吸う動作をよく観察していると、人によって一定のパターンがあることに気付きます。例えば仕事が一段落した時の一服、食後の一服、電話をかける前の一服、ドライブ中の信号待ちの間の一服、などと様々です。日常動作の中で喫煙は、半ば「無意識」のうちに行なわれます。すなわちタバコを手に取り、口にくわえ、ライターで火をつけ、煙を吸い込み吐く、という一連の動作がよどみなく進行し、極めて自然な流れとなるのです。

そうするとスモーカーにとってタバコを吸うことは生活の上で不可欠の要素となり、タバコを吸った後には吸った事すら忘れてしまうほどですが、もしタバコに手を伸ばした時に肝心のタバコを切らしていたり、そこがタバコを吸えないような場所あるいは状況だった際には、スモーカーは何か大切なものを失ったような感覚を覚えます。仮に禁煙に踏み切ったとしても、知らない間にタバコに火をつけてしまうことが少なくありません。「習慣はなかなか変えられない」というのはスモーカーがよく口にする言い訳です・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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