聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年5月21日 火曜日

ウツの原因が何と食品!?意外な症状を招く「遅発型フードアレルギー」

(続き)・・今月20日は私の51歳の誕生日でした。当日の朝はうっかりしていましたが、Facebookメールで何人かから「誕生日おめでとう!」のメッセージを頂いたことで「そうか、今日は誕生日だったか・・」と思い出しました。
続いてクリニックの職員からプレゼントを頂き、また仕事仲間の女性からバースデーカードを受け取ったことで、誕生日の実感が湧いてきました。何歳になっても誕生日は良いものですね。皆様に感謝いたします!

私もご多分に漏れず着実に年を取っている訳で、それは全く否定しませんが、昨年から50代の仲間入りしたことがどうもしっくり来ません。別に若いふりをしている訳ではありませんが、同年代の男性に比べて、肉体年齢が幾分かは若いものと自負しています。
例えばここ数年、私は殆んど風邪をひきませんでした。少し風邪気味かな、と感じたことはありましたが、「早期治療」によって水際で本格的な風邪ひきを防いできました。また駅の階段などでは若者も含めて次々と追い抜き、一段抜かしで駆け上がったりしますが、殆んど疲れることがありません。

「蒲田よしのクリニック」に通院されている方からも「とても肌がツヤツヤしていますね。先生もプラセンタ注射をしているのですか?」などと質問されることがあります。特段のことはしていないのですが、患者さんにアドバイスする手前、自分なりに工夫していることはあります。
例えばラドンルームにこまめに入り、週2回プラセンタ注射をし、ビタミン点滴を時々行なうほか、タヒチ産ノニジュースを飲み、野菜と果物をたっぷり食べる、週2回は筋トレ等の運動をする、などの取り組みを行なっています。
「蒲田よしのクリニック」に通う方々、とりわけ女性は、軒並み肌の具合も良くなり元気になっているのが事実です。これはラドン浴から上がった方の表情をみるとよく分かります。私も来院者の方々に負けないように、元気で若々しくありたいと思います。


さて我々人間は生きていく目的で、また体調を維持する目的で、毎日欠かさず食事をしています。毎日何を食べるかは文化や好みの影響も受けますが、たいていの人は「健康に良い」という要素を判断基準の一つとして、食材を選んでいます。
すなわち味の良し悪しや食べやすさ、調理のしやすさ、入手しやすさなどの判断基準と並んで「健康」に関する要素、すなわち「糖尿病や高血圧などの病気になりにくい」とか「アレルギーを起こしにくい」などの要素を判断基準の一つとして捉えています。
具体的には例えば「骨を丈夫にするために牛乳をもっと飲みましょう」とか「良質なタンパク質の豊富な卵を毎日食べましょう」、あるいは「アスパラガスには血圧を下げる成分が多いので、努めて食べましょう」などと推奨されています。
ところがそのように「健康に良い」と信じて、健康的とされる食材をせっせと食べる行為そのものが、反対に体調不良や病気の発病に結びついてしまうとしたらどうでしょうか。実際に、特定の食材が原因で体調を崩す人が後を絶ちません。

最近、原因不明と考えられていた様々な病気や体調不良を引き起こすものの一つとして脚光を浴びているのが「遅発型フード(食物)アレルギー」です。これはある決まった食材を摂取してから数時間、遅い場合で数日が経過した後に症状が出現するアレルギー疾患で、よく知られている食物アレルギーとはかなり異なる特徴をもっています。
我々が「食物アレルギー」に関して抱いているイメージは、食べた直後、多くは30分以内に、皮膚の痒みや蕁麻疹、浮腫み、くしゃみ、重い場合には呼吸困難などを引き起こすような状態ではないでしょうか。アレルギーの原因となる食材としては、サバやエビなどの魚介類、卵、ソバ、ピーナッツなど比較的限られています。

日常診療に於いても、「サバを食べた直後に蕁麻疹が出た」とか「エビを食べるとあちこち痒くなる」などといった急性の症状を訴えて来院する方が少なくありません。またニュースで「ソバを食べて呼吸困難に陥り急死した」などという痛ましい事故が時折発生します。これらの症状は食品によるアレルギーが原因であることが明らかです。
このように、特定の食材を食べた直後に出現するアレルギー反応のことを「即時型フードアレルギー」と称しています。摂取した直後に症状が出現すること、また症状がアレルギーとして特徴的であることから、比較的とらえやすいアレルギーといえます。

これに対して「遅発型フードアレルギー」は上述のように、食品を摂取したあと数時間から数日という、長い時間を経てようやく症状が出現するという特徴があります。そのために食品のアレルギーという捉え方をされないケースが多く、「原因不明」として片づけられるケースが少なくありません。
しかも症状がたいへん多彩です。消化器、精神神経、皮膚、呼吸器、泌尿生殖器、筋骨格系などに関わる症状、そして全身にわたる症状など実に様々で、いわば「アレルギーらしくない」症状が多数含まれます。

例えば消化器症状では、消化不良、下痢、腹痛、便秘、吐き気、腹満感などがあります。症状が繰り返す場合には「過敏性腸症候群」と診断される場合もあります。
精神神経症状では不安神経症、頭痛、うつ傾向、集中力低下など、皮膚症状では湿疹、ニキビ、アトピー、フケ、蕁麻疹、肌荒れなど、呼吸器症状では鼻水、鼻づまり、ぜんそく、慢性副鼻腔炎などが起こり得ます。
泌尿生殖器症状では頻尿、尿意切迫、小児の夜尿症、月経前症候群など、筋骨格系症状では筋肉痛、関節痛、関節リウマチなど、そして全身症状では不整脈、慢性疲労、全身倦怠感、口内炎、体重増加、浮腫などがみられます。

このように多彩かつ捉えどころのない症状が列挙されると、他の原因すなわち栄養バランスの乱れや有害重金属中毒、ホルモン異常などとの見極めが大変つきにくくなります。よもやアレルギーが原因とは想像さえつかない、というのが現状ではないでしょうか。
多彩で分かりにくいのは症状だけではありません。原因となる食材も実に多彩で、意外ともいえる食材が多数挙げられています・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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