聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年6月18日 火曜日

日本の誇る味噌&納豆!アレルギー攻略の真打「発酵食品」の威力

(続き)・・今回は初めに講演会のご案内があります。7月21日(日)に、東京は神楽坂の東京理科大学に於いて「放射線ホルミシス講演会」が開催される予定です。
(開催要項URL:http://thar.jp/contents/announce.html )

第6回 放射線ホルミシス講演会
日程:7月21日(日) 10時30分開始
場所:東京理科大学 神楽坂キャンパス講堂
東京都新宿区神楽坂1-3

終了時刻は16時頃を予定していますが、正式なスケジュールが発表になりましたら、改めてご案内いたします。

放射線ホルミシス講演会は「一般社団法人ホルミシス臨床研究会http://www.thar.jp/」 が毎年1回のペースで開催しているイベントで、回を重ねる毎に参加者の数が増えてきており、非常に活発な議論が繰り広げられています。
この会には医師をはじめ歯科医師、獣医師、看護師、薬剤師、ホルミシス研究者などが参加していますが、近年はそれに加えてホルミシスやラドンに関心の高い一般の方や報道関係者、教育関係者など、幅広い分野からの参加もみられるようになってきました。

講演会の後半には質疑応答タイムが設定されていますが、非常に多くの質問が上がるために予定時間をはるかに超え、残りは懇親会の場で続けられるほどの盛況ぶりです。
一昨年は福島第一原発の事故後に開催されたために客足が伸びるか懸念されましたが、結果的にはむしろ前年以上の参加者数となり、ほっと胸をなでおろしたものです。

講演会では私自身も症例発表などのスピーチを頼まれています。詳細なスケジュールが分かりましたら、当ホームページで改めてご案内いたします。


さて前回のコラムでは、遅発型フードアレルギーやその基となるリーキーガット症候群(LGS)を予防するような食材、すなわち新鮮な野菜や果物、全粒穀物、オメガ3油脂などに関して説明しました。
それに加えてアレルギーやLGSを予防する上で、一つの切り札となるような食品群が存在します。それは「発酵食品」です。発酵食品は古くから世界中で研究され、人々の食生活に取り入れられてきましたが、日本にはとりわけ発酵食品を積極活用してきた歴史があり、日本人の長寿を支えてきた原動力の一つということができます。

発酵食品には様々なものがありますが、日本を代表する発酵食品としては「味噌」があります。縄文、弥生時代から魚や大豆を発酵させた「醤(ひしお)」というものがありましたが、奈良時代頃には歴史書に登場し、塩や麹(こうじ)を用いて大豆などを発酵させたものを味噌と呼ぶようになりました。
味噌は当初はたいへんな貴重品でしたが、時代とともに庶民の手にも入るようになり、様々な活用方法が考え出されました。その中でもとりわけ日本人の口に合ったのが「味噌汁」です。味噌汁は温めた出し汁に味噌を溶き、季節の野菜などを加えて軽く煮込んだスープですが、これが日本人の貴重なタンパク源となってきました。

時代が下ると同じ大豆を用いた「醤油」が誕生し、日本料理に欠かせない調味料となりました。一方で、大豆をワラで包んで発酵させると「納豆」が出来上がります。これは大豆が納豆菌の作用で発酵したもので、主に東日本に於いて食卓に欠かせない食品となっています。
季節の野菜を塩漬けまたは糠漬けにすると「漬物」が出来ます。冷蔵庫のない時代、漬物は野菜類の保存食としての役割を果たしていましたが、同時に発酵食品として日本人の健康に貢献してきました。お隣の韓国の食品ですが、「キムチ」も野菜をトウガラシなどの香辛料とともに発酵させた、ヘルシーな保存食です。
そのようにスープの材料や調味料、保存食などとしての側面もある発酵食品ですが、多くの研究で発酵食品がLGSの発生を抑え、アレルギーの治療や予防に役立つことが証明されています。実際に発酵食品を積極的に食べることにより、花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー疾患、そして食物アレルギーの症状が改善した、という事例は少なくありません。

それではどのような理由で、発酵食品がLGSおよびアレルギーに対して効果があるのでしょうか。それは一つには、発酵食品が「腸内環境」を良好なものにするということに基づいています。
発酵食品は乳酸菌や納豆菌などで素地となる食材を発酵させますが、その菌そのものや発酵した食材の有効成分によって、腸内のいわゆる「善玉菌」が増殖、活性化され、アレルギーが起きにくい腸内環境に変化するのです。
発酵食品は日本に限らず、昔の人たちが日常の食卓に自然な形で取り入れていましたが、我々現代人は食事の「近代化」の影響もあり、発酵食品の摂取量が明らかに減ってしまっています。
アレルギーやLGSを予防するという理由に限らず、我々は今こそ発酵食品の存在意義を見直し、もっと積極的に食事に取り入れていきたいものです。

遅発型フードアレルギーを克服する医療的な取り組みには各種ありますが、有力なものとして「乳酸菌」と「ラドン浴」が挙げられます・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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