聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年6月11日 火曜日

「オメガ3」でアレルギーを倒せ!リーキーガット症候群を防ぐ食品とは?

(続き)・・NHKの大河ドラマ「八重の桜」が間もなく前半のヤマ場を迎えます。皆さんはご覧になっているでしょうか。私は元々あまりテレビを見ない人間ですし、放映している日曜日の夜8時頃には自宅に不在の事も多いので、テレビでは見ておりません。ただ「NHKオンデマンド」の会員になり、時間のある時にパソコンで再生し、今では欠かさず見るようになりました。
大河ドラマを閲覧するのは何年ぶりかですが、本当に引き込まれてしまいます。今年のドラマは特に私の出身地である東北を主な舞台としたものですので、なおさら関心をひきます。八重を始めとした会津の方々には何とか頑張ってほしいし、幸せになってほしいと願っています。

ただ物語そのものは、たいへんシビアな展開となってきました。薩長を中心とする明治新政府に対して徳川幕府はあっさりと江戸城を引き渡し、その矛先は一手に会津へと向かうことになってしまいました。歴史の結果を知る我々は、会津藩とそのメンバーがその後どのような運命を辿るかを、痛いほどよく分かっています。
これまでの展開を見ていて改めて感じますが、会津藩とその藩主、松平容保は孝明天皇や朝廷、それに将軍家や幕府に対しては本当に忠誠を尽くしました。時代を見る目も素晴らしいものがあったはずです。ただその表現や手続き、他藩とのやり取りが不細工だった、と言えるのではないでしょうか。

会津藩はこれで終焉を迎えますが、会津人の活躍はまさにこれからです。ドラマの後半が今から楽しみですが、八重を始めとした会津人は藩政時代とはまた違った形で花を咲かせます。とりわけ八重のお兄さんの山本覚馬は素晴らしいですね。薩摩藩に捕まって目が見えなくなっても、新しい時代を見据える視点は目を見張るものがあります。
私の友人に会津若松の整体師がおり、これまで何回となく会津を訪れました。その度に感じるのが会津人の際立った個性です。会津人というと保守的で頑固という基質が指摘されており、確かにそういう面はありますが、反面で意外な新し物好き、進取の気性にあふれたところもあります。古さと新しさ、頑固さと柔軟さを併せ持ったのが会津人ということができそうです。


さて前回のコラムで、遅発型フードアレルギーの主要な原因の一つである「リーキーガット症候群(LGS)」を引き起こしやすい食材や生活習慣について説明しました。我々が日常的に口にしている「現代的」な食べ物が腸管粘膜にストレスを与え、微小な「穴」を穿ち、アレルギーの遠因となっている可能性が高いのです。
それではLGSを回避しフードアレルギーを未然に防ぐ、あるいは軽症に留めるためには、具体的にどのような食事を摂り、どのような生活習慣を送れば良いのでしょうか。もし既にアレルギーを起こしていることが判明している食材があれば、その食材を一定期間にわたって摂取を避けることが、まず必要となる取り組みです。

例えば卵に対してアレルギーを起こしている場合には、卵そのものを食べないようにするだけでなく、卵黄や卵白を用いた料理や加工食品の類を一切、避けることが必要です。牛乳アレルギーの場合も、牛乳そのものに加えて、牛乳から作られた食材、例えばチーズやヨーグルトなどの乳製品、あるいは牛乳を用いた料理や加工食品すべてがその対象となります。
但しアレルギーの原因となっている食材を、生涯にわたり食べてはいけないという訳ではありません。3か月から6か月間しっかりと忌避することができれば、その食材へのアレルギーは軽減していき、やがて少量ずつならば食べられるようになります。
また軽度のアレルギーであれば、毎日のように食べることを避け、4日に1回程度の摂取とするだけで効果があります。これを「4日間ローテーション」と呼びます。

次にLGSの回避も踏まえ、腸内環境を良好なものとするための食生活について述べます。前述のようなLGSを招きやすい食材や物質、すなわち各種食品添加物、過度に精製された食品、トランス脂肪酸、各種薬剤などはできるだけ避けることが基本となりますが、反対に積極的に摂ってほしい食材がいくつも存在します。
第一に、新鮮な野菜や果物、キノコ類、海藻類、イモ類などはたくさん食べたいものです。これらはビタミンやミネラル、食物繊維のほか抗酸化成分が豊富に含まれており、腸管壁を丈夫にし、腸内細菌を活発にします。LGSを防ぐことと相まって、フードアレルギーを予防する基本的な食材群ということができます。
穀物では、精製された白米や精白小麦粉ではなく、玄米または胚芽米、全粒粉パンやライ麦パンなど未精製穀物を食べるようにします。めん類では蕎麦、特に十割蕎麦などの田舎蕎麦がお勧めです。砂糖は出来るだけ摂らないに越したことはありませんが、黒砂糖やハチミツなどを少量ならば摂っても構いません。

油は健康の敵と考えられがちですが、決してそんなことはありません。良質の油はむしろ積極的に摂りたいところです。日常的にはオレイン酸の豊富なオリーブ油を活用しましょう。オリーブ油の長所としては、酸化と加熱に強いことが挙げられます。炒め物など加熱する料理には、新鮮なオリーブ油を用いることがお勧めです。
それ以上にお勧めなのは「オメガ3」の油脂です。世に氾濫しているオメガ6の油脂を控え、逆にオメガ3を摂ることで、腸内環境が整いアレルギーの予防になります。オメガ3を含む油脂は数少なく、シソ油(エゴマ油)とアマニ油(フラックス油)、それに魚油のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)など非常に限られています。
ただシソ油とアマニ油は熱に弱いという欠点があります。70℃以上に加熱すると一気に酸化してしまうのです。従ってこれらの油はドレッシングなど「生」で用いることとし、加熱する場合は上記のオリーブ油を用いる、という使い分けが必要となります。またアレルギーさえなければ、魚は積極的に食べたいものです。

LGSとアレルギーを予防するための切り札となる食品群があります。それは「発酵食品」です・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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