聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年10月23日 水曜日

ミネラル欠乏でうつ病に!?分子整合栄養医学に基いた診療ご案内

(続き)・・一日の気温差が大きいためか、風邪がかなり流行っています。全般に高熱の出る方は少ないのですが、のどの痛みや鼻水、咳などに見舞われる方が多いようです。頻繁に台風が来るなど、天候が不安定である事の影響もあり、免疫力が低下しがちなのでしょうか。また夏の猛暑による「夏バテ」の後遺症が続いている方も見受けられます。また台風が近付いてきましたが、台風が去った後はかなり寒くなるそうで、体調管理に注意が必要です。
風邪と並んで「花粉症」に悩まされる方も少なくありません。鼻水や鼻詰まり、くしゃみ、眼の痒みなどに苦しめられています。花粉症というと春先の2月から4月くらいにかけて、スギやヒノキの花粉が猛威を振るいますが、秋にも春ほどではないにせよ、花粉症の小さな流行がみられます。イネ科の植物であるブタクサやヨモギなどが主体となる「秋の花粉症」です。

実際に、鼻水やくしゃみなどの鼻炎症状を訴えて来院される方が相次いでいます。中には流行中の風邪も併発している方も少なくありません。春ほどではありませんが、抗アレルギー剤や漢方薬などの処方が多数出されています。また蒲田よしのクリニックに於いては「ラドンミスト吸入装置」が備わっており、鼻詰まりなどの鼻炎症状に対して威力を発揮しています。ラドンは風邪だけでなく、花粉症などアレルギーにも著効を示すのです。
なお秋の花粉症は春のものに比べて「局地戦」の性質が目立ちます。ブタクサやヨモギは一年草のため背丈が低く、花粉がスギやヒノキほどは遠くへ飛ばないのです。従って河原や墓地、公園、空き地などの近くでもない限り、多量の花粉に暴露される危険は少ないといえます。


さて前回は10月から蒲田よしのクリニックに於いて開始した新メニューについて、ごく簡単に説明しました。
今回からはその一つ一つについて、詳しく解説してまいります。

◎分子整合医学検査およびサプリメント

○健康障害を招くビタミン・ミネラルバランスの破綻とは?

最近、若い世代を中心に全身倦怠感、肩凝りや腰痛、頭痛、めまい、抑うつ感、情緒不安定、手足の冷え、動悸など様々な体調不良を訴える方が急増しています。一般の病院で検査をしたとしても多くの場合、結果は「異常なし」であり、対症療法的な薬物療法に終始するのが大多数です。
ところが近年の研究で、これら「原因不明」とされてきた体調不良の多くが、実は「栄養バランスの乱れ」によるものであることが明らかとなってきました。例えばストレスやトラウマなど「心の問題」と捉えられてきたうつ病が、別の見方をすると、ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養素の欠乏や機能障害に端を発することが分かったのです。

例えばうつ病の症状の一つである「やる気が出ない」という症状の原因を考えてみます。うつ病になると、何故やる気が出なくなってしまうのでしょうか。うつ病に於いてはセロトニンなどの神経伝達物質の量が脳内で減少することが証明されています。セロトニンは「精神の安定」や「やる気」に関わっていますが、セロトニンが減少すると精神が不安定となり、やる気が失われてしまうのです。
このセロトニンはトリプトファンというアミノ酸をもとに作られます。そしてトリプトファンをセロトニンに変換する酵素の働きを助ける存在として、ビタミンB6、ナイアシン(ビタミンB群の一種)、葉酸、鉄などが関与しています。またセロトニン以外の神経伝達物質まで含めると、その他に亜鉛や銅、マグネシウム、ビタミンCなどが重要な働きをしています。

従ってトリプトファンやビタミンB6、ナイアシン、鉄、亜鉛などが欠乏すると、神経伝達物質の産生低下から神経細胞の機能不全を招き、やる気のなさや不安感、倦怠感、不眠といった「うつ症状」がもたらされます。逆に言うと、うつ病の症状を改善させるためには、これらの微量栄養素を充分に補給することが必要不可欠なのです。

○微量栄養素の欠乏による主要な症状

・鉄欠乏:立ちくらみ めまい 耳鳴り 肩凝り 頭痛 疲れやすさ 息切れ 月経過多 不眠 憂うつ感 筋力低下 爪の扁平化など
・亜鉛欠乏:風邪をひきやすい 脱毛 味覚障害 肌荒れ・乾燥 爪の白斑 傷の治りが悪い 性欲低下 情緒不安定 血糖値上昇など
・ビタミンB群欠乏:集中力・記憶力低下 不眠・悪夢 情緒不安定 音への過敏性 疲れやすさ 口内炎 憂うつ感 脚気など
・タンパク質欠乏:体力・筋力低下 浮腫 疲れやすさ 貧血 憂うつ感 風邪をひきやすい 傷の治りが悪い 肌荒れなど 

○栄養バランスを整え病状を劇的に改善させる「分子整合栄養医学」とは?

近年では米国を中心に、栄養療法に取り組む医療機関が急速に増えてきています。うつ病や統合失調症、パニック障害などの精神疾患をはじめ慢性疲労やアレルギー疾患、糖尿病などの生活習慣病、狭心症などの動脈硬化性疾患、さらにはガンに至るまで、栄養素をしっかりと補給することを柱とした最新の治療法で、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー・メディスン)と呼称されています。

我が国に於いては米国と異なり、未だに薬物に対して過度に依存した治療が行われ続けています。その影響もあり、うつ病などのメンタル不調、慢性の倦怠感、アレルギーなどに悩まされる方が増え続けています。ただ一部のクリニックで、米国で培われた分子整合栄養医学に基づいた医療がようやく行われるようになってきました・・(続く)


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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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