聞き上手院長のたまには言わせてブログ

2013年11月11日 月曜日

原因は大好きなマグロだった!?様々な体調不良を招く有害重金属

(続き)・・先週金曜日に「アメリカはトランス脂肪酸を原則として禁止へ」というニュースがありました。これはFDA(米国食品医薬品局)が、「トランス脂肪酸の摂取は動脈硬化の悪化要因であり、心筋梗塞などにかかる危険が増すため、食品への使用を原則として禁止する方針」と明言したものです。
トランス脂肪酸は、「トランス型」という通常はわずかにしか存在しない構造をもつ脂肪酸で、一般的な「シス型」の脂肪酸とは体内での振る舞いが全く異なります。揚げ油として用いられるショートニングに多量に含まれるほか、マーガリンも代表的なトランス脂肪です。

植物油というのは液体のはずですが、マーガリンのような半固形となっているのは、植物油に水素を多量に添加することによって化学的に安定し硬度が増すためです。また同時にトランス脂肪酸の割合が飛躍的に向上します。
バターとマーガリンを比べた場合、バターはコレステロールを上げるのでマーガリンの方が健康的だ、と捉えられがちですが、実際には全く反対で、約30年前からはマーガリンを含むトランス脂肪酸はアレルギーやガン、動脈硬化の主要な促進要因の一つであることが分かってきました。

そのような新しい知見に基づき、欧米諸国では国による温度差はあるものの、総じてトランス脂肪酸の使用を制限、もしくは禁止の方向へ明らかに動きつつあります。これに対して日本ではトランス脂肪酸を規制する動きは殆んどなく、それどころか有害であるという認識さえ充分に定着していません。マーガリンやショートニングは何の制限もなく販売されているのが実態です。
但しアメリカなどで禁止の方向性が定まれば、我が国も全く関知せずという訳にはいきません。恐らく何らかの形でトランス脂肪酸を規制しようという動きが出るはずで、そうなると大なり小なり国民の健康に良い影響が出ると期待されます。


さて今回からは数回にわたり、クリニックの新メニューの一つである「毛髪重金属検査」および「キレーション療法」に関して、詳しく解説いたします。

◎重金属検査およびキレーション療法

○有害重金属による健康障害とは?

最近、慢性的な疲労や頭痛、めまい、腰痛、不眠、うつ症状など様々な症状に見舞われる方が増えていますが、その原因の一つとして「有害重金属」の体内蓄積が注目されています。すなわち水銀、鉛、カドミウム、ヒ素などの有害重金属が体内に蓄積し、上記のような諸症状に苛まれるほか様々な疾患の原因となっているのです。
水銀などの重金属中毒は水俣病やイタイイタイ病などの事件で有名ですが、我々の健康とは縁が遠いと考えがちです。しかし我々の周りには意外と多くの重金属源があり、実際に毛髪などで重金属の蓄積量を調べてみると、驚くほど多くの人に重金属が溜まっていることが証明されています。

○有害重金属の侵入経路

それでは各々の重金属は、どのようなものから我々の体内に入り込んでいるのでしょうか。

水銀:マグロ、ブリ、キンメダイ、クジラなどの大型魚に多量に含まれています。またワクチンに添加されているチロメサールなどの防腐剤、さらに歯の詰め物としてのアマルガムにも多くの場合、水銀が含まれています。
ある調査によると、日本人の40%以上に基準値以上の水銀の蓄積があると報告されています。

鉛:毛染め用のヘアカラーの多くに鉛が含まれています。最近はヘアカラーを用いる人が急増しているため、それによる鉛の汚染が深刻になっています。そのほか古い水道管や電池、ガソリン、缶詰、体温計、塗料、排気ガスなど多くの物質や製品に鉛が含まれています。

カドミウム:米、特に玄米の糠の部分に農薬を経由して溜まります。またタバコや排気ガス、缶詰など幅広い用途でカドミウムが使われています。

ヒ素:海藻類や貝類などの海産物に多く含まれています。また農薬や防腐剤、井戸水、各種産業廃棄物などに幅広く用いられています・・(続く)

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投稿者 蒲田よしのクリニック 院長

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