
デリケートゾーンの黒ずみを治すため、色々な方法がありますが、ドラッグストアや薬局のプチプラ商品で治すことはできるのでしょうか。
市販のクリームを使う時、安い商品だと治すことはできないと思いがちです。しかし、デリケートゾーンの黒ずみ原因をよく知ることで、デリケートゾーン黒ずみを治すこともできることがわかっています。
デリケートゾーンの黒ずみを治すなら3つの成分にこだわって
デリケートゾーンの黒ずみを治すにあたって、注意したいのは市販のクリームの成分です。値段やパッケージよりも、デリケートゾーン黒ずみクリームの成分にこだわってみましょう。
大切なのは、「美白有効成分」と「抗炎症成分」と「保湿成分」です。
美白有効成分……厚生労働省の認可を受けた成分で、20種類以上が認められている。製品に入っていると「しみ・そばかすを予防する」など書いてある場合が多い。
抗炎症成分……炎症を抑える成分で、デリケートゾーンの場合はかぶれやかゆみを抑える成分。消炎効果といわれる場合もある。
保湿成分……皮膚や肌に水分や油分を与えて乾燥から守る成分。
デリケートゾーンの黒ずみを治す時、これらの3つの成分が入っていると効果的です。
デリケートゾーンの黒ずみを治すおすすめ成分とは
デリケートゾーンの黒ずみを治す「美白有効成分」、「抗炎症成分」、「保湿成分」を具体的に教えます。
- 美白有効成分……ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、プラセンタ、コウジ酸、4MSK、ハイドロキノンなど
- 抗炎症成分……トラネキサム酸、グリチルリチン酸ニカリウム(ジカリウム)、アラントインなど
- 保湿成分……グリセリン、尿素、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタ、スクワラン
市販のクリームを調べると、製品によっては、抗炎症成分だけが入っている、保湿成分だけが入っている場合もあります。できるだけ3つの成分が入っているものを選ぶようにしましょう。
また、美白有効成分でもどの成分が自分に合っているかは、自分で使ってみないとわかりません。
例えば、美白有効成分のハイドロキノンは皮膚科でも処方される薬ですが、人によってはかゆみが起こる副作用が生じることもあります。また、美白有効成分も、ビタミンC誘導体だと効き目を感じやすいか、コウジ酸が肌に合うかなど、人によります。
デリケートゾーンの黒ずみを治す時に覚えておきたいこと
デリケートゾーンの黒ずみを治す時、原因が何なのか知っておきたい人もいるはずです。デリケートゾーンの黒ずみ原因は、メラニンです。日焼けをした時に肌が黒くなる時に発生する成分として聞いたことがある人も多いでしょう。
デリケートゾーンには日光が当たらないものの、物理的な刺激やストレスでも肌内部にメラニンが発生します。
むだ毛を自己処理する際のかみそりも肌に触れることで刺激を与える「物理的な刺激」になりえます。下着での摩擦や、自転車やバイクに乗っての圧迫なども物理的な刺激になり、メラニンを発生させやすい黒ずみ原因になります。
デリケートゾーンの黒ずみを治すなら悪い習慣を直すこと
デリケートゾーンの黒ずみを治すなら、原因になる物理的刺激を極力避けることが大切です。
- むだ毛の自己処理で肌を痛めている
- スキニージーンズを履くことが多い
- サイズの小さい下着をつけている
- 熱い風呂、熱いシャワーが好き
- お風呂でデリケートゾーンを「ごしごし」洗いしている
- お風呂後の保湿ケアをしていない
- ストレス過多な生活をしている
- 睡眠時間不足
- 自転車やバイクに乗ることが多い
デリケートゾーンの黒ずみ原因になる物理的刺激をできるだけ避けて、かつ、乾燥対策をすることが大切です。生活習慣を直すこともデリケートゾーンの黒ずみ対策には必要なのです。
デリケートゾーンの黒ずみを治すにはお風呂習慣も改善を
デリケートゾーンの黒ずみを治すなら、毎日入るお風呂習慣も見直す必要があります。お風呂では、熱すぎるお湯だとデリケートゾーンをはじめとした肌に負担になります。
熱いお湯は皮脂を落とし、保湿力が流れ出てしまいます。血行がよくなることで肌がかゆいと感じやすくなり、炎症を起こすこともあります。このほか、長湯も肌の炎症や乾燥を引き起こしがちです。
お風呂だけでなく、プールも乾燥の原因になります。プールに入っている塩素により、肌の皮脂が落ちてしまい、バリア機能が破壊されてしまう場合です。また、サウナ、ホットヨガなどで汗をかいたあとなども乾燥しがちです。ボディミルクやボディクリームでしっかり保湿をしておきましょう。
デリケートゾーンの黒ずみを治すのに市販のクリームは使えるかどうか
デリケートゾーンの黒ずみを治すため、ドラッグストアや薬局で買える市販のクリームも3つの成分が入っているほか、肌との相性がよければ使えます。
「肌との相性がよければ」と言ったのは、美白有効成分、抗炎症成分、保湿成分がすべて入っていなくても、デリケートゾーンの黒ずみが乾燥であれば「乾燥を治す」市販のクリームを使えば、短期間で治すことができるからです。また、毎日のお風呂で乾燥しがちだった場合は、お風呂後のクリーム保湿で乾燥を防ぐこともできます。
ただし、デリケートゾーンが色素沈着を起こしているなど、ひどい場合にはちっともよくならない場合があります。治すために美白有効成分や抗炎症成分が必要なのです。
一般的に、通販サイトで購入できるデリケートゾーン黒ずみクリームは、美白有効成分、抗炎症成分、保湿成分の3つの成分を兼ね備えていることが多いため、効果を早く感じたいのなら、デリケートゾーン黒ずみクリームを使うようにしましょう。
安いプチプラクリームでデリケートゾーン黒ずみクリームが治るかどうか
デリケートゾーンの黒ずみを治すとき、安いプチプラクリームを使う場合、どのくらいの期間で治るかどうか気になります。
一般的に、デリケートゾーン黒ずみクリームで7ヶ月~1年ほどはかかると言われています。これは、一般的な数字で、朝晩のケアを忘れずにした標準の人の場合です。
人によって色素沈着を起こしている場合や、極度の乾燥肌の人だと、黒ずみを治すのにもっとかかる場合があります。
安いプチプラクリームでも場合によっては治るものの、適正な量を守り、毎日続ける必要があります。
デリケートゾーンの黒ずみを治すために専用クリームをすすめる理由
デリケートゾーンの黒ずみを治すため、皮膚科や美容皮膚科の専門家がデリケートゾーン黒ずみクリームをすすめるのには、治す期間がかかるほか、まだ理由があります。
市販のクリームと大きく違うことは、デリケートゾーンのために開発されたクリームだということです。デリケートゾーンは粘膜でもあり、刺激が強すぎるクリームを塗ると副作用や肌トラブルも起こってしまうリスクがあります。その点、デリケートゾーン黒ずみクリームを使えば、最初からデリケートゾーンに塗ってもいい製品のため安心です。
デリケートゾーンの黒ずみを治すクリームはランキングで口コミも確認
デリケートゾーンの黒ずみを治すクリームは、アットコスメのランキングでチェックできます。
例えば、有名製品だとイビサクリームがありますが、アットコスメでは使用した人の口コミ、その人の年齢や肌質なども検索できます。同じようにデリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる人が、使ってみてどうだったのかを確認できるため、自分に合った商品なのかどうかをはっきり確認できていいでしょう。
市販のクリームでケアする「ニベアパック」はキケン?
デリケートゾーンの黒ずみを治す方法として、人気なのが「ニベアパック」です。しかし、ニベアパックについての口コミは、賛否両論あります。
ニベアパックで使われるのは、通称ニベア青缶と呼ばれるクリームで、ニベアパックでは、たっぷりの量を気になる部位に塗り、そのまま放置し、最後に洗い流して使います。
ニベアパックのやり方は、デリケートゾーンをボディーソープなどで優しくきれいに洗った後に、ニベアを肌が見えないくらいしっかり塗ります。そして、その上からラップをつけて密閉させます。10分~15分そのまま放置し、洗い流すかコットンで拭き取ればケアは完了です。
もともと、フェイスケアとして使われてきたニベア、デリケートゾーンにも転用されるようになるものの、ニベアパックは医師からの推奨はありません。
洗い流しても高保湿のクリームのため、油っぽさが気になる人も多いです。デリケートゾーンに推奨されていない自己流の方法は、肌トラブルが起きることもあります。もし、違和感があれば、すぐに使用を中止してください。